PS3の新型が8月に登場?!〜日興シティグループ証券予測

3月末から4月にかけて、PSPではMHP2GWiiではマリオカートWiiが発売されて盛り上がったゲーム業界。一方で、この後はGWはあるものの6月のボーナス商戦まで比較的ラインナップが手薄な状態が続きます。こうした時期というのは得てして周りが勝手な予測などを打ち立てて話題になるもので、最近では「DS新型」の噂についてファミ通とメディアと任天堂とで、ちょっとした騒動があったりもしました。

4/11:任天堂DSに新バージョンの可能性、米見本市注目−エンブレ社長(3) - Bloomberg.co.jp
4/14:夕刊フジBLOG:任天堂、エンブレ浜村社長発言に「理解に苦しむ」
4/17:エンターブレインが一部の報道を否定 - ファミ通.com

上記のように、マスコミのちょっとした報道で混乱が生じたりもするのですが、そんな中今度はPS3の新型に関するうわさ話が本日持ち上がってきたようです。

部品を低コスト化した新型が前倒しで8月に?

具体的なソースは以下のもの。

ソニー(6758)が戻り歩調を強める 日興CGは「PS3の販売が好転する兆しが出てきた」と紹介(NSJ日本証券新聞ネット)

株式情報のところですが、日興シティグループ証券が、部品の低コスト化をした新型PS3が8月に登場すると予測しているようです。元々11月の予定が8月に前倒し、とのことですが、果たして情報元はどこなんでしょうか?株関連情報と言うことで単なるうわさ話としてはちょっと影響力が大きそうなところなんですけど。

現状、PS2互換をはずして低コスト化した40GBPS3でも、逆ざやは完全には改善できていないと言われていましたが、今度のバージョンでは逆ざやは解消できるのでしょうか。価格を据え置きのまま開発コストだけ下げるのであれば効果はありそうですが、合わせてまた戦略的価格設定で値下げとかしてしまうと、まだ逆ざやは残ってしまうかもしれません。

PC向け地デジボードとの相性がいいかも

ともあれ、部品の低コスト化ということで、チップのシュリンクなどが行われるのであればさらなる発熱量の軽減が期待でき、同時に静音性が高まることになります。また、発熱量や基盤上のチップなどの集積率を高められれば、その分本体の小型化なども期待できます。時期的に、単に型番が違うだけで値段据え置き、見た目同じな新型が出てきそうな気もするんですが、もし小型化や値下げ、DUALSHOCK3同梱などがあればPS3の魅力が高まりますね。

ソフト不足は相変わらずな感じもするのですが、PS3はAVプレーヤーとして優秀で、DLNAプレーヤとしても使えます。ちょうど最近PC向け地デジキャプチャボードの発表も相次いでおり、BUFFALOのPCI版はDLNAでの対応も予定しています(実装は夏頃になりそうですが)。

バッファロー、PC向け単体地デジチューナ 2機種を正式発表

このDLNAを使えば、「PCで地デジを安価なHDDをいっぱい使って録画、PS3で大画面液晶TVにて視聴」ということが7万円以下で出来るようになります。特に、PC向け地デジキャプチャボードでは、そのまま出力するにはHDCP対応のディスプレイが必要となり、今持っているPC用液晶ディスプレイでは対応していないという人も多いでしょう。そういった人でも、PS3を使ってネット経由でPCから録画ファイルを取得しHDMIで液晶TVに写すことはできる環境は比較的整えやすいのではないでしょうか?すでに地デジの液晶TVを持っている人なら、悪くないソリューションだと思います。(自分はHDブラウン管でHDMIが付いてませんが、地デジに限ればD端子での入力は可能かな?このあたりPS3の仕様はどうなっているのでしょうか。)


P.S.
どうやらまだPS3DTCP-IPに対応しておらず、上記ソリューションは実現できないようです。いい加減な情報で申し訳ありませんでした。そのうち対応するかもしれませんがこの目的だけでPS3購入を検討される方はご注意下さい。(バッファローDLNA対応も夏頃ですので。)
参考:どこまでやるのか? PS3のアップデート SCEに聞くBD-Live対応「2.20」と、今後のPS3 - 西田宗千佳のRandomTracking

AV機能と合わせて追い風となるか

ゲームについてはそのアーキテクチャからまだそろって来るにはしばらくかかりそうですが、より低価格化・小型化してくれば、高機能AVプレーヤーとしての存在感は高まってくるかもしれません。できれば、もし形状を見直すならばAV機器との相性がいいような角形デザインにしてもらえたらな、と個人的には思います。ともかく、噂が本当かどうかは分かりませんが、できればさらなる小型化、低価格化がされることも期待していたいと思います。