「かんたん・あんしん・『有料』」なニンテンドーWi-Fiコネクション発表

いろいろと秘話などが公開されていたGDC2008。その中の一つのセッションで、Wiiのネット機能について任天堂の青山敬氏のあったようですね。

任天堂の青山氏、Wiiメニューの進化の経緯を紹介。「ニンテンドーWi-Fiコネクション有料サービス」も発表

記事の中では、これまでの「かんたん・あんしん・無料」という、任天堂の推進するポリシーの話だけでなく、ネットインフラなどで苦労された話もされていますね。通信関連は任天堂は古くから取り組んでいたとはいえ、インターネットでのこれだけ大規模なものとなると、かなり高度な知識が必要となりますからね。XboxLiveなどと比べるとまだ発展途上な感じはしますが、技術者が集まって頑張っておられるようです。また、Wiiお知らせの不規則な点滅が、「ホーホケキョ」だったというのは初耳でしたね。

サード待望の「ニンテンドーWi-Fiコネクション有料サービス」〜アイコンは赤色に

さて、今後の展開として新たな発表としては「ニンテンドーWi-Fiコネクション有料サービス」。元々任天堂のサービスは全て無料、他の会社が有料にするのは禁止しないという話でしたが、今回明確に有料サービスというカテゴリを設けるようですね。特にMMOやDLCなどを展開するところは希望していたものですよね。スクエニFF11のマルチ展開の上では必須と言っていましたし。あとは、外付けストレージですかね。今のところは圧縮しておいて起動時に展開、という事みたいですけどこれを毎回やっていたら起動が遅くなりますし、キャッシュに展開をあまり頻繁にやるとWii本体のキャッシュのへたりも早くなりそうな気がします。外付けHDDが高い&壊れるというのであれば、最近安価になったSDカードをキャッシュとして使ったりできるといいんですけどね。

今回加わる有料版では、一つでも有料のサービスがあれば、ソフトに記されるマークを赤色のものにするとのこと。無料と有料を明確に分ける形ですね。サード的には下手に赤色だと購入者に敬遠されるのでは、という心配もありそうですが、任天堂的なポリシーからすると、こうした施策になるのは仕方ないでしょう。購入者も、追加費用が発生するかどうか先に分かるのは楽ですしね。

とりあえず、どういったタイトルが月額性やDLCアイテムなどを実施していくのかは未知数。ただ、こっちの分野で出遅れていたWiiも、これでより積極的なオンライン展開が見られるかもしれませんね。