Halo3が週販1位を獲得 〜 Xbox360初の快挙

高い性能を持ちながら、同様に高い故障率などイメージの悪さなどもあって日本では本体週販が1000台前後などと悲惨な売上を続けているXbox360。そんなXbox360で、北米では予約段階でミリオンに達するほどのキラー、Halo3が日本でも発売されました。

このHalo3ですが、なんとメディアクリエイトのランキングで週販1位に輝いたそうです。

週間セールスTOP30(2007年10月4日版) - GameSpot Japan

たしかに、これといった新作ソフトはなく、全体的にソフトが売れない谷間の時期ではありましたが、なんだかんだ言って週販一位というのは快挙ですね(ファミ通集計だとポケダン2作をあわせるので違いますが)。販売本数は約6万本と、キラーと呼ぶには寂しい数字ではありますが、約2年かけてまだ45万台しか売れていないハードで、洋ゲーで、FPSですからね。売れない要素満載の中で6万本売ったのはちょっと驚きです。なんだかんだ言って、瞬間最大風速ながらも「全米No.1」で「日本No.1」な訳ですし。

同週発売で、同じく海外で高い評価を受けているオブビリオンなんかも、100万台以上売れているPS3でも2万7000本なわけで、先行発売だったXbox360版の初週4万本を大きく下回っていることを見ると、やはりハード所有者の洋ゲーに対する抵抗感が、Xbox360の方が少ないのかもしれませんね。

今後は、日本のHDゲーム市場が伸び悩んでいる以上、日本のサードも海外を意識した展開をせざるを得ないでしょう。そうなると、洋ゲーテイストのゲームも増えてくるでしょうから、だんだんと日本ゲームと洋ゲーとの垣根は低くなってくるのかもしれませんね。食わずぎらいをしていると、やるゲームがなかなか出てこない、という状態に陥るのかも。

とはいっても、ずっとPS2でまったり和ゲーにつかっていた人たちには、いきなり洋ゲーに手をだすというのも難しいでしょう。Xbox360としては、今後出てくるビューティフル塊魂エースコンバット6、そして11/1にプラチナ(廉価版)が出るアイドルマスターと、バンナムのソフト群がどれだけ日本ユーザを引きつけられるかが、一つの鍵になってきそうですね。日本のサードも、日本向けHDゲームを非常に売りづらい状況なので、海外への展開のしやすいXbox360が日本市場で伸びることも期待しているでしょう。今回のHalo3での週販1位を機に、せめて少しずつでも上昇基調になれるかどうか。
できれば、3万円ぐらいでHDD付きのFalconが出るとうれしいんですけどね。金はあるはずのMSですし、そろそろ一発面白いお買い得なパッケージを販売して欲しいところです。