Wiiファーム3.0Jで有線LANアダプタにもトラブル

Wii、DSと売上好調ながらここのところ不具合を連発している任天堂。家計ダイアリーでの計算ミス、フォーエバーブルーでのフリーズ、そして最新ファームでのインターネットチャンネルリセットフリーズと続いているわけですが、その最後の最新ファームに起因する不具合は、インターネットチャンネル以外にもネットではいくつか症状が報告されていました。このあたりの不具合報告はN-Wii.netさんのところで詳しくまとめられています。

「Ver.3.0J」Wii本体更新 不具合まとめ ――12日0時Update! | N-Wii.net

そんな中、上記まとめでも報告されている有線LANアダプタの接続不具合について、Wii伝言板でアナウンスがされたようです。自分はまだ直接内容を確認していないのですが、現在トラブルの原因確認中とのこと。


P.S.
不具合報告についてはNINTENDO Timesさんのところも詳しいですね。
http://wii-ds.com/article/50726088.html

ネット接続トラブルをWii伝言板でネット経由のみで通達?

しかし、有線LANアダプタでネット関連がトラブっている人に、Wii伝言板でアナウンスしてもちゃんと届くものなんでしょうか?一応、ネットトラブルが起きていても、Wii伝言板のメッセージは届いている方はいるようですが、果たして任天堂はそこまで確信をもってアナウンスをWii伝言版で送っているんでしょうかね?

やはりちゃんと任天堂HP上に不具合対策ページなどを作り、そこで現在の状況をアナウンスすべきなんじゃないでしょうか。現状では、正直上記N-Wii.netさんのまとめ記事の方が、任天堂の対応よりもよほど役に立つ感じですし。

オンラインファームアップは可能なのか?

とりあえず、インターネットチャンネル リセットフリーズのようにごく限られた操作を回避すれば防げる不具合と違い、有線LANアダプタの件は有線接続の人には日常のWiiの使用に結構クリティカルに響く問題のように感じます。

また、心配なのは不具合の解消をファームアップで行うとなったとき、果たして有線LANでトラブルとなっている人はオンラインアップデートできるのか?ということです。もしオンラインでのアップデートが出来ないと、最悪修理対応とかになってしまう可能性があります。そうなってももちろん無償修理は当たり前ですが、正直ネットでファームアップデートし、ユーザに全く非がないのに修理に出さないといけないのだとしたら、正直お話にならない状態ですよね。どんだけ罠ファームなんだと。

オンラインでのファームアップで、ネットワーク関係でトラブルを起こすと言うのは、それだけ致命的なことだということです。他のデジタル機器でも最近はオンラインアップデートは当たり前のように行われていますが、アップデートでネットにつながらなくなるという不具合はほとんど聞いたことがありません。任天堂自身、オンラインでのファームアップWiiが本格的にははじめての経験だと思われますが、ノウハウのなさが露呈した形、ということでしょうか。少なくとも、リリース前のテスト項目、チェック期間、体制などに何か問題があったのは間違いないでしょうね。そのあたりの徹底した見直しも早急に必要でしょう。

一刻も早いトラブル解消を

一応、Wiiにはディスクからのアップデートも対応しているので、不具合修正したファームを格納したディスクを急遽プレスして発送すれば、オフラインでのアップデートもできるとは思います。ただ、その不具合対策ファームをどの程度の期間で作成できるのか、そしてプレスにどの程度の時間がかかるのか。現在ネットトラブルをしている人はその間ずっとWiiの楽しみのいくらかを奪われてしまうことになるわけですし、これまで欠かさず投票チャンネル人とかで投票がうまく出来なくなっているような人がいると、やる気がなえてしまいそうな気もします。あまりだらだらと時間をかけられる問題ではないですよね。

とりあえず、最低限修理対応などと言う馬鹿げた状態にはしないこと、そして一刻も早くトラブルを解決することが重要でしょう。世間はお盆休暇中ですが、わざわざそんなタイミングでファームアップを実践してしまった以上、休みを理由に対策が遅れるなんてことが通用しないでしょうしね。一刻も早い対策が望まれるところですね。