任天堂 Wiiファーム3.0J修正版を配信

家計ダイアリーの不具合、フォーエバーブルーのフリーズに続き、Wii本体での最新ファームでもフリーズバグをやらかしてしまい、連日の不具合発覚に苦労している任天堂。世間はお盆休み中ですが、本日不具合に対する修正ファームがリリースされたようです。

http://wii-ds.com/article/51350926.html

とりあえず、インターネットチャンネルのフリーズバグに関しては解消し、有線LANアダプタの不具合に関しても、任天堂側で再現できた不具合については対応したようです。ただ、任天堂側もまだ完全に不具合解消したかどうかの確証がないようで、まだ不具合が発生するようだったらサポートに連絡してくれ、ということのようですね。

修正版でもバージョン番号変更せず

また、今回配信されているファームですが、バージョン番号は3.0Jのままの模様。これ、すごい紛らわしいと思うのですけど、なんで番号を変更しないんでしょうかね?通常、マイナーなバグを修正した場合には、3.0.1とか3.1とかに数字を変更するのが普通だと思うんですけど。これでは、「3.0J不具合対応前版」「3.0J不具合対応版」とか、変な呼び方で区別しないといけないんですけど。海外でも同じバージョン番号使うつもりで、あえて3.0のままにしているんでしょうかね?あとは、今回の不具合を公式HPでアナウンスしておらず、Q&Aページでも単に最新ファームを「バージョン3」と表現していることも、影響しているのかもしれません。(まあ、任天堂内部的にはマイナーバージョン上がってそうですが。)

Wii本体を更新する方法は? 更新するとなにが変わるの? : Q&A - Wii

そもそも、もうちょっと慎重にメジャーバージョン番号をあげてもいい気はするんですよね。PS3でも、まだファームは1.90。Wiiよりもはるかに機能追加などがされているのにもかかわらず、まだバージョンは2にしていません。それに対して、Wiiは発売早々、ファームアップしないとSDカードが使えないという不具合対策でバージョン2に、そして2.2をはさんで今回3になっています。発売して1年も経たないうちにすでにバージョン番号は3。この調子だと、数年後にはファームバージョンが二桁になっていそうな勢いなんですけど。そこまで頻繁にバージョンアップする気がないということなんですかね?それとも、Wii新型や次のハードを早めに出す算段があるということでしょうか?(まあ、上あくまでうがった見方ではありますが…。)

このあたりのバージョン番号の付け方は、別にこれといった決まりがあるわけではないのですが、今回のように修正したくせにバージョン番号をこうしないとか、やたらめっぽうメジャーバージョンをあげるとか、大手ソフトメーカーにしては結構大雑把なバージョン管理をしている印象がします。(まあ、世の中にはライバルワープロソフトとバージョンをあわせるため、バージョン番号すっとばして自社ワープロソフトのバージョン上げる会社もあったりしますけど、それはそれ、これはこれということで。)

最終的に落ち着くのはいつか

ともかく、現状で目立った不具合についてはとりあえず対応されたということで、多くのWiiユーザにとっては通常使用では不自由はなくなったのかもしれません。ただ、まだ任天堂の文章の書き方が自身投げなところを見ると、まだ実際には不具合が残っている可能性も否定できません。

現状、相変わらず公式ホームページでは告知もないままファーム更新を続けている状態なので、できれば完全に不具合対策完了したファームを、ちゃんと3.1などにバージョン番号更新して配信し、Web上でも大々的に告知するようにしていただきたいですね。