繰り返されるミステイク〜PS3の宣伝にXbox360の画像を使用

連日話題が尽きないPS3ですが、海外でまた問題があった模様です。ソニーを褒め殺しにしたら右に出る物のいないengadgetさんのところでまた紹介されています。

(また)Xbox 360ゲームの画像でプレイステーション3を宣伝 - Engadget Japanese

年始にアメリカで起きたミスがスペインでも

以前にPSP用のGTHD動画配布の際に、動画のサムネイルとしてライバルXbox360の「PGR3」を利用してしまうというあり得ない騒動を起こしていました。このときも、自分はチェック機能のあまりのずさんさを指摘しました。

わぱのつれづれ日記 - SCEAがXbox360の画像をPS3の画像としてロゴ付き掲載

上記事件ですら、大手企業としてはあり得ない失態なのに、海外で再び同様のミステイクが起きてしまった感じですね。前回はアメリカ、今回はスペインではありますが、いくら国が違うとはいえこれだけ世界中で騒がれたミスなのですから会社レベルで注意しておかなければならないと思うんですけどね。ライバル社のゲームを自社の宣伝に使ってしまうという致命的なミスをまさか繰り返してしまうとは思いもしませんでした。

オランダの雑誌でも同様のミス

今回の騒動はこれだけにとどまらず、さらにオランダでもゲーム雑誌でのPS3紹介画像にPGR3が使われるという事態まで発生しています。

だからPGR3はPS3のゲームじゃありません(3度目) - Engadget Japanese

見開き2ページぶち抜きでPGR3の車の画像が載っているというのは、なかなか豪快なミスですね。ここまでくると、雑誌側が嫌がらせのためにわざとやっているのではないかとさえ思いたくなります。


P.S.
どうやら、掲載されたのはMediaMarktという量販店の発行した雑誌(ヨドバシのポイントネットワーク誌みたいなもの?)みたいですね。SCEとのタイアップ記事だったのか、店側が独自に作った紙面なのか、詳細は不明です。
Media Markt Europe

ずさんな広報のチェック体制〜早急の見直しを

上記のようなミスは、以前の自分のエントリでも指摘しましたが、とにかく「チェック体制の甘さ」に尽きますよね。作業しているのは広報の担当者だったり、そこから依頼された外注だったりするのでしょうが、そうした人たちがミスが犯したからといって、対外的に責任を取るのは当然依頼側であるSCEです。そもそも記事に使う画像の受け渡しの段階でチェックしていればミスは防げるはずですし、最終的掲載の際にもミスに気づく機会はあるはず。それがうまく機能しなかったということは、SCE側のチェック者がライバル社と自社の製品の違いをはっきり理解していない、ということなのかもしれません。

ともかく、「コカコーラを使ってペプシの宣伝をする」ような恥ずかしい行為を、世界的に繰り返してしまっているわけですから、SCEはもう一度社内広報のチェック体制について見直しを行うべきなように思いますね。