Wiiストラップにさらなる改良版?!

北米での発売直後から問題になり、日本でも同様に問題になってついには交換対応にまでなったWiiリモコンのストラップ。自分も、Wii最大のリスク要因として繰り返し取り上げた話題で、以下のエントリで一通りまとめています。

わぱのつれづれ日記 - 任天堂、Wiiの一部ストラップを自主回収

現在は店頭のWii体験台などでも繰り返しアナウンスが流れ、ストラップのひもの部分を0.6mm→1.0mmに太くした交換が行われています。

初期型ストラップ交換について

元々のストラップでも、普通に使う分には問題はないのですが、すっぽ抜けたりストラップを持って振りまわしたりするとちぎれる可能性がありました。このあたりはN-Styleさんのところで検証されていましたね。

[NS] 強度試験でWiiストラップが切れました!原因を考察

これに対して、改良版のストラップではかなりひもが丈夫になっており、そう簡単には切れないため、この回収騒ぎで世間でのWiiすっぽ抜け騒動に対するバッシングはかなりなりをひそめた感じがします。そもそも、Wiiの売れ行きが好調で、皆がWiiSportsを楽しんでいるところなので、話題性的に楽しさ>>危険性となってしまっているところもあるのでしょう。

なおも残る課題点

とはいえ、太いストラップでも切断例はあります。そもそもやじうまWatchで取り上げられて話題になった以下のブログでは、切れたのは1.0mm版だったわけですし。

YappoLogs: Wiiリモコンのリコールの件

それ以外にも、自分もよく感じるのですがストラップの締め付け部分がちょくちょくゆるみます。ですので、WiiSportsなどをやっていても頻繁に締め直す必要があったんですよね。親も、すっぽ抜けることは一度も無かったのですが、ちょくちょくゆるんでいたので、都度注意はしていました。

北米でさらなる改善版

そんな中、どうやら北米の方ではさらなる改良版Wiiストラップが出てきているようで、Game Sparkさんのところで紹介されています。

Game*Spark - : 任天堂がまたまたこっそりWiiリモコンのストラップを強化? by riot_兄

記事タイトルがちょっと煽りすぎな感じがしてなんですが、改良版の写真が転載されているようですね。写真を見た感じだと、ストラップの付け根のところの樹脂がWii風角形から丸い形状に変わっています。これは、角形の角の部分に力が集中して切断が生じやすいのを、丸形にして圧力の分散をさせて防ぐ意味合いがあるのでしょう。また、締め付け部分の形状も変わっていますね。これも、おそらくゆるみやすい締め付け部分をもうちょっとゆるみにくい形に変更しているのではないか、と予想します。

この手の改良は、やはりすでに(一人とはいえ)集団訴訟が起こされている北米では、用心に越したことはないと言うことなんでしょう。へたに改善しすぎると「じゃあ、今までのは危険だったんじゃないのか?」とつっこまれそうな気もしますけど。


自分としては現状の1.0mm版でも十分な強度ではあると思うのですが、単純に好奇心からこのさらなる改良版ストラップが欲しいところですね。部品購入のような形でもいいので、日本でも手にはいるようにしてもらえたらいいな、と思います。