Wiiお天気チャンネル サービス開始 〜 画像付きレビュー
Wiiの目玉要素であるWiiチャンネル。しかし、12/2の発売日には似顔絵チャンネルとWiiショッピングチャンネルのみで、WiiConnect24を生かしたお天気チャンネル、ニュースチャンネルは後日の更新となっていました。
このうち、お天気チャンネルが予定日の12/20より一日早く開始されました。impressでも詳しく報じられてますね。
任天堂、Wiiチャンネルに「お天気チャンネル」を追加。Wiiの更新で対応 - GAME Watch
以下、自分も画像を用いてレビューしてみたいと思います。
Wii本体の更新
まず、帰宅してWiiを見ると青く点灯している状態。Wiiの特徴的なイルミネーションなのですが、これはメール着信などの時しか光らず、あまり常時点灯しているのを見たことがない人も多かったのではないでしょうか?この光りを見るだけで、プッシュ型のWiiConnect24の魅力の片鱗を感じさせられ、ワクワクしますね。
Wiiを起動すると、伝言板に任天堂からメールが届いていました。これを開くと任天堂よりお天気チャンネル開始のお知らせが。さらに、更新ボタンまで表示されており、このメールから直接Wii本体の更新をすることができます。(別にこのメールから更新せずとも、お天気チャンネルのところから直接更新を選んでも(上記写真左下)、本体メニューの更新を選んでもOKですが。)
Wii本体の更新作業自体は、これまでのものと一緒ですね。更新作業は2分程度。更新後のファームのバージョンは発売日にあった更新時と同じ2.0Jのままでした。アップデート後に出るメッセージもまんま同じなのはちょっとどうかと思いましたが。
更新が完了すると、Wiiチャンネルの画面で今まで白く表示されていたお天気チャンネルの項目が上記のようにカラフルに表示されます。サービス情報提供元のウェザーニュースも目立ってますね。(ちなみに、チャンネルの位置はA+Bでつまんで動かしてあります。)
お天気チャンネル初期設定
続いては、お天気チャンネル自体の初期設定です。
まずは初期設定のアナウンスが出て、現在時間の確認した後、自分が住んでいる地域の選択を行います。県→市の順の選択ですね。県は基本的に来たから順番なのですが、東京都だけ最初にあるのは、やはり人口密集地であることを想定しているのでしょうか。
お天気表示
メインとなる天気表示は、テレビの天気予報に似た感じになっています。
1日の天気は、今日の天気と明日の天気を見ることができます。天気マークをクリックすると6時間ごとの天気も確認できます。
また、上を選ぶとお洗濯指数などの確認、下を選べば週間予報を確認できます。
なお、一度地域を設定してしまえば、Wiiチャンネルの画面でアイコンを選択しただけでその地域の天気を確認することができます。「はじめる」を選ぶと7秒以上かかってしまいますが、この画面だけなら一瞬で表示されるので、ちょっとした確認には便利そうです。
地球儀表示
上記まではデジタルテレビでもよくあるサービスなのですが、Wiiならではというのが「地球儀表示」です。
最初は上空から見た画面で、世界も含めた各地の天気を確認できます。世界だと天気アイコンがちょっとリアルになってかっこよくなってますね。ちなみに、雨が降っていると雨の音が聞こえるのは芸が細かいですね。
ただAボタンを押すと戻る、というのがちょっと違和感のあるところではあります。ElebitsやWiiSportsはBボタンで戻りましたからね。ボタン1個で操作できる、という配慮からなんでしょうが、統一感の無さには逆に違和感を感じてしまいました。
+ボタン、−ボタンで拡大・縮小でき、最終的には地球全体が表示できます。拡大表示時には地図をAボタン押した状態でずらして動かす感じですが、地球全体が表示された状態では、まさに地球儀の感覚でぐるぐる回すことができます。それに、地軸方向にも回転できますので、なかなかお得な感じです。
また、天気の表示だけでなく、最高・最低気温や降水確率も一覧で見ることができます。
そのほか、単に地表に垂直に見るだけでなく、角度を変えて見ることもできます。地表の映像はNASA提供のもので、解像度は粗いのですがなかなか美しいです。これぞゲーム機でのCG表現、という感じですね。
WiiConnect24の魅力を増す強力なコンテンツ
全般的に、内容そのものは通常の天気予報サービスと大して差はありません。そもそも情報提示がウェザーニュースですしね。感じとしては、「自分で動かせるテレビの天気予報」というところでしょうか。これは、通常のネットでの天気予報と違って、ダウンロードにかかる時間がかからない、というのが大きいでしょう。待たされるタイミングが一切無いんですよね。ですので、さまざまな情報を瞬時に自由に見ることができるわけです。
デジタル放送でも同様のサービスがあり、データ放送で手軽に天気を見ることができますので、こちらを利用できる人にはあまり必要のない機能かもしれません。手軽とは言ってもWiiを起動し、ビデオ入力を変更、Wiiの警告画面をAでとばしてお天気チャンネルを選択、という手順がいりますからね。ただ、デジタルテレビだと全般的にデータ放送がもっさりしたものが多く、選局時に多少データ放送を取得する時間もかかります。また、デジタルテレビのリモコンでは基本的に十字キーで選択するため、意外と目的の情報までボタンを押す回数が多く、そのボタン移動ももっさりしていてあまり快適では無かったりします。そうした意味では、マウス感覚でビジュアルで分かりやすく、快適に操作できる天気予報としては秀逸な出来だとも言えます。とくに、地球儀をぐりぐりドラッグして動かしているのは、なんともいえない会館ですね。
Wiiでは24時間常時起動と言いながら、発売からこれまでその恩恵がいまいちありませんでした。まずその第一弾として出たお天気チャンネルは、もちろんゲームではないのでやり込んだりするものではありません。ただ、「毎日何かが新しい」というWiiのコンセプト(日経ビジネスの記事によれば竹田玄洋氏の提案)を味わえるものとしては非常に強力なものだと言えるでしょう。今後ニュースチャンネルなどとも連動するらしいので、来月のニュースチャンネル開始が楽しみですね。できれば、もっと計画を前倒しして実現して欲しいものです。