IT戦士が任天堂に苦言

先日の「Wiiストラップ米国訴訟騒動について」で取り上げたITmediaの記事に関連した小ネタ。
ITmediaはIT系マスコミ大手として有名ですが、その記者の中にIT戦士・岡田有花という個性の強い人物がいます。独特の視点で記事を書き、クリスマスツリーの人形に採用されたりした異色の経歴も持っています。詳細は以下のサイトが詳しいです。
IT戦士 岡田有花リンク集


自分のブログでも「次世代ゲーム機に対してITmedia内で意見対立」で彼女の記事「ITmedia News:次世代ゲーム機が欲しくない」を紹介したことがあります。次世代機戦争でマスコミが盛り上げている中、真っ向から全否定するコメントでなかなか面白かったです。

そんな彼女が、今回の任天堂Wiiストラップ交換についてプレスリリースについて、苦言を呈しています。

 2位にはWiiリモコンのストラップ回収に関する記事が入った。Wiiの北米発売直後から、プレイ中にストラップが切れてリモコンがテレビにぶつかり、テレビが壊れた、などという体験談がネット上で出回っており、任天堂が対応に乗り出した。

 だが回収にあたって出したリリースには「不慣れなお客様がWiiリモコンを操作中に手から離されてしまう可能性を想定して、付属品としてストラップを用意した」「想定を超えた動作をされたことにより、ひもが切れるという報告があった」など、まるでリモコンが手から離れる「想定外の」遊び方をしたユーザー側に問題があるかのような書き方がされているのが気になる。「Wiiリモコンは強く振らなくてもゲームプレイに支障はありません」とあるのはその通りなのだろうが、強く振ってしまうのもゲームに熱中すればこそ、ではないだろうか。

相変わらず、実に素直なコメントですねw。任天堂のプレスリリース「「Wiiリモコン」のストラップについてのお願い」は、自分も指摘したように、訴訟なども意識して決して自らの非を認めるコメントは混ぜてません。非常に婉曲ないいかたをしているので一見分からない感じですが、実際には彼女が言っているように、「ユーザーが想定外の使い方をしているのが原因」という趣旨ですよね。それを気にしない人もいるでしょうし、逆に苦言をいう人がいても別に不思議ではありません。ただ、それをITmediaという大きなメディアの中で言ってしまうのが、彼女のすごいところですね。

岡田有花嬢には、今後も面白いコメントを期待しております。