Wiiリモコンストラップについて・続報

先のエントリで、Wiiには2種類の太さのリモコンストラップがあることを紹介しましたが、その後コメント欄などでいくつか情報をもらったりしたので紹介したいと思います。

Wii本体の方も2種類のストラップが存在?

自分は「Wii本体は細いもの、はじめてのWiiのは太いもの」という紹介をしましたが、しゅ〜いさんは以下のようなコメントをされています。

『私が購入したWiiリモコンのストラップは、はじめてのWii版も、本体付属のものも同じ太さでした。(おそらく太いほう?)やはり、何種類かあるのでしょう。
実際に切れているのだとすれば、切れているストラップは、細いほうなのかということが重要になってくると思います。』

どうやら、Wii本体の方でも、すでに二つのバージョンが混ざっているようです。もし「はじめてのWii」をお持ちでない方で気になる方は、手持ちのリモコンのストラップの接続部分の幅を定規で測ってみるといいでしょう。2本まとめてくっつけた状態で、約2mmなら太い方、約1.2mmなら細い方となります(1本なら1.0mmが太い方、0.6mmが細い方ですね)。

サポートに頼めば太いストラップを送付

また、風来のシュンさんが、この件について独自に任天堂サポートに問い合わせた内容を報告してくださっていますので紹介します。

私も先日、同じ事に気が付きました。
我が家の場合、子供達がプレイするのでストラップの装着は徹底させております。
その際気が付いたのがストラップの紐の太さの違いでした。

通常0.6mmと1.0mmでは引張りに対する耐切断の強度は2〜3倍違うと認識しておりましたので私が在住の任天堂・名古屋に問い合わせてみました。

以下はその対応です。
「本体の紐は0.6mmではじWiiのリモコンは1.0mmです。」(これは本体版が初期のものでその後、より安全側の処置として1.0mmに仕様変更)
「今後は1.0mm版を標準にする検討中」
「通常プロのスポーツ選手がリモコンを投げたとしても切れない充分な強度を確保している。」(恐らく充分な強度とは安全率(3倍以上)を掛けた強度)
「もしご心配であれば1.0mm版ストラップを郵送いたします。」

との事でしたので住所・氏名・電話番号を告げてお願いいたしました。
話には聞いていましたが、非常に丁寧な電話対応でした。
皆さんももしご不安でしたら一度問い合わせされる事をお勧めします。

以上のように、2種類のバージョンがあることを認め、これはやはり製品の供給元の違いというレベルではなく、安全性をさらに高めたものであるとのこと。また、気になる人は太い方のストラップを配布してくれるようです。このあたりの対応は、流石任天堂という感じですね。自分も2年前に旧DSを購入した際、ドット欠けのものに当たってしまったのですが、サポートに電話したところ非常に丁寧に対応してくださり、無償で新品交換する(あくまで交換であってドット欠け解消の保障はなし)という約束をしていただけました。そのときは結局販売店で新品交換してしまいましたけどね。
わぱのつれづれ日記 - ニンテンドーDS ドット欠け対応
今回も、とりあえずはサポートに問い合わせれば細いストラップ使用者でも太いストラップを送付してもらえるようです。無料なのであれば、気になる人はサポートに電話して住所などを告げ、太い方を送ってもらうと良さそうですね。自分も検討したいと思います。

公式Q&Aに書かれていた「ストラップ切断の危険性」

さて、Wiiストラップが2種類存在する時点で、任天堂Wiiストラップ切断危険性を認識しているように思えますが、実はすでに公式ページでそれを認める発言がなされていたようです。「Q&A - Wii」のその他の項目ですね。

Wiiリモコンでプレイする上での注意点は? : Q&A - Wii
2. Wiiリモコンをしっかりと握り、手を離さないでください。

ストラップをつけている間も、ゲームプレイ中にWiiリモコンから手を離さず、投げたり、必要以上に振りまわさないでください。また、プレイに夢中になって汗をかき始めたら、時間を取って手を乾かしてください。
もし、投げたり、必要以上に振りまわしてWiiリモコンが手から離れた場合、過度の力がストラップにかかり、ストラップが切れるなどの恐れがあります。その場合、周囲の人を傷つけたり、他の物に損傷を与える可能性があります。

上記のように、ストラップは絶対の保障にはならないという文章が書かれています。この文章、最初にQ&Aが公開されたとき( WiiについてのQ&Aページが公開(11/18))には特に気づかなかったものです。果たしてこのころから書いてあったのでしょうか?

まあ、どちらにしろ公式ページに書いてある以上、ストラップは安全性への完全な保障にはならないようですね。安全装置というよりは車でいうシートベルトやエアバックのようなもの、と考えた方がいいのでしょうか?

健康への影響も含め、「自己責任」がかなり重要に

上記のように、任天堂は様々なところで危険性をアピールしてはいます。こうなると、事故や健康被害についても、すべて自己責任扱いになってしまう可能性は高いですね。ただ、危険性があることはたしかで、意識的に回避するようにしないと自分が被害者になる可能性も十分にあります。

実は、そういう自分も、昨日WiiSportsを1時間やったときにミット打ちなどで手首を駆使したため、手首を痛めてしまいました。日常生活に支障を来すほどひどいものではないのですが、今日一日、ずっと手首に違和感を感じ、時々ずきっとした痛みが走ります。テニスで手首を駆使したり、ゴルフで豪快にダフって手首を痛めたときときとも近い感覚。手首の関節の左右が痛い感じなので、軽く腱鞘炎になりかけている感じでしょうか。腱鞘炎は無理な体勢でキーボードを長期に打ったり、文章を書く人に起こりやすいものですが、Wiiもムキになって手首を使ってしまうと同様に危険な感じもします。手首を使った方が加速度が出て速い球が打てたりするのですけど、健康の事を考えると、できる限り抑え目にした方がよさそうです。

腱鞘炎とは


とりあえず、ストラップの件といい、自分のような手首を痛めてしまう件といい、基本的に任天堂がなにか保障してくれるものではないでしょうから、できる限り皆さんが被害者にならないよう気を付けてください。