PS3の流通関連情報

PS3の発売までいよいよあと約1ヶ月にせまり、具体的に小売りの受注、予約受付などの動きが始まっているようです。もっとも、初回出荷数が少なくなるとのことなので、予約できたとしてもまだ安心はできないでしょうけど。(現状の公式アナウンスだと10万台ですが、久夛良木氏の発言は全く当てにならないので、より減ることもあり得るし、10万台がハッタリで大幅に増える可能性もあります。)

PS3試遊機の詳細

そんな中、忍さんのところではPS3の展示用機器の詳細が報じられています。
SCE、PS3等の情報発信スポット「店頭Kiosk(仮)」を全国のショップに設置|忍之閻魔帳
上記記事に従えば、レンタルされる機器は以下のようなもの。

おそらく、9/29のエントリー(小売り予想では圧勝なWii)でとりあげた(’A`):9/27の記事で書かれていたものと同じものでしょうね。レンタル代が一月で2万円ぐらいかかるという。(P.S. (’A`):10/9の記事によれば最低2年以上の契約で保守代込み、壊れても平気と言うことのようです。)
ただ、液晶テレビのサイズが26インチというのが、ちょっと意外。てっきりフルHDで攻めてくるかと思ったんですが、さすがにそこまで高価なものは貸せませんでしたか。


ソニーの液晶で26インチとなると、現行のラインナップでは以下のものになります。
BRAVIA〈ブラビア〉|KDL-26S2000 液晶テレビ|ソニー

価格コム(URL)などで見ると大体10万強ぐらいが安値みたいですね。解像度は水平1,366×垂直768ということで、大体720Pです。まあ、PS3の実性能的にも、720pぐらいのデモが適当、という判断なんでしょうね。


ちなみに、Xbox360の場合は、以下のサムスンの23型液晶でした。
サムスン デジタルワールド - 液晶テレビ | LN23R51B

日本サムスン 23V型 液晶 テレビ LN23R51B ハイビジョン

日本サムスン 23V型 液晶 テレビ LN23R51B ハイビジョン

価格コム(URL)を見ると大体7万前後ですね。BRAVIAの方がサイズが一つ大きく、デジタルチューナーもついてる分割高な感じですね。試遊台には地デジチューナーはいらないとは思いますが、いまさら地デジチューナーなしのテレビをソニーが用意できるとも思えませんしね。Xbox360のデモ機の場合、サイズも小さく、残像感もあってあまりHD感が伝わってこなかった印象ですが、果たして26型液晶でどの程度印象は変わるものか。並べて見てみたいところです。

PS版DSステーションな『店頭Kiosk

あと、忍さんの記事では、この店頭Kioskのもつ追加の機能が紹介されてます。

  • 新作の体験版やムービーを専用サイトからダウンロードして提供。
  • ゲームの追加データ等を配信。
  • オンライン機能を活かした店頭イベントを開催。
  • 体験版の試遊状況やムービーの再生回数のログデータを収集し、新作の前人気をチェックすることが出来る。
  • 有料コンテンツの販売。

ほとんどがDSステーションと同じですね。違うのは有料コンテンツの販売ぐらいでしょうか?子どもがゲーム機を利用する場合、かならずしもネットにつなぐとも限りませんし、決済方法も子どものお小遣いでは限られたものになるとおもいます。そういった意味では、店頭で有料コンテンツを購入できるのはいいことではないでしょうか。
ただ、疑問なのは、そうやって店頭で買ったデータを、どうやって自分のPS3に持って行くか、ですね。というのも、PS3の20GBでは、メモリカードスロットがついていないわけですので。店頭でSDカードなどにデータを購入して格納しても、PS3のHDDに反映できないわけです。単に決済を店頭でやるだけで、結局は家でオンラインで持ってくるとか、そういうのなんですかね?それだと全く持って意味ないですよね。うーん、なぞです。

これとも関連して注目なのが、忍さんの記事の冒頭にある以下の言葉。

いよいよ来週、PS3の初回出荷分の配分数が発表される。

これは大注目ですね。正直自分はPSP同様「出荷数が確定しない」という理由で予約受付などもしない、品薄商法を取ると思っていたので、こうした数字が出るというのはちょっと意外です。忍さんも気にされているように、果たして、20GB版と60GB版の出荷比率がどうなるか。ニュース記事などでは、ほとんど20GBになるんじゃないか、という話もありましたが、PSPの時の例があるので安心できません。また、HDDだけでなく無線、メモリーカードスロット付きの60GB版の仕入れ価格も興味深いところですね。

必要最小限なPS3同梱物

ちなみに、2chのハード業界板にあるゲーム店員スレ(URL)では、PS3の同梱物に関する情報もあがっていました。(一応、販売店に全店配布される販売説明用のマニュアルの情報らしいですが、2chのソースなので信憑性は保証できません。)

コントローラ x1
USBケーブル x1
ステレオAVケーブル x1
LANケーブル x1
電源コード x1

ステレオAVケーブルはいわゆるコンポジット、黄色い端子の奴のようですね。WiiXbox360コアシステムと同様です。PS3の売りであるHD画質を楽しむためには、D端子もしくはHDMI端子の追加購入(2000〜3000円)が必須でしょうね。
ただ、AVケーブルはPS2と互換のようなので、すでにPS2D端子ケーブルを持っている人ならそのまま使えそうですが。SDのテレビしかもってなくてもせめてS端子では遊んでほしいものですね、画質が最大の売りなんですし。
LANケーブルもついているようですが、果たしてカテゴリーがいくつで、長さがどのくらいか。Gigabitに対応してなくて長さが1mぐらいだと、人によっては無用の長物に鳴りかねませんので。もっとも、AVケーブルといい、LANケーブルといい、コスト的にはゴミみたいなものだとは思いますが。

Wiiとの受注合戦の行方は?

Wiiの方も、10/11頃に月例説明会、それに併せてWii関連の受注書が来るという情報が2chなどではささやかれています。ここで明らかになる情報には、Wiiについてもより細かい周辺機器の価格、初回出荷量などのアナウンスが含まれているかもしれません。もしかしたら、週末にはWiiも予約受付が開始される可能性もありますね。
そうなると、PS3Wiiとで発売は日本では3週間ほど差があるのですが、小売りの動きとしてはタイミングはあまり変わらなくなりそうな印象です。まあ北米では2日しか差がないので、当然と言えば当然なのかもしれませんが。とりあえず、今週のゲーム流通関連の情報には要注目でしょう。