海外でのWiiイベントの模様

日本で9/14に大々的に行われたWii発表会の「WiiPreview」。その後、アメリカや欧州でもイベントが開催されています。

○実演デモが中心のアメリ

Wii cuts up the Big Apple - News at GameSpot

上記で、アメリカでの発表会を動画で見ることができます。英語なのと、スライドがあまり画面に収まっていないのでわかりにくいかもしれませんが、雰囲気やデモなんかは感覚がつかめると思います。また、個々のデモシーンは海外ニュースサイトkotakuが個別にYouTubeにアップしているようなので、そちらも交えて紹介していきます。


アメリカの発表では、E3などでも司会もしていた、NOA社長Reggieが語っています。相変わらずこの人は力強いプレゼンですね。アメリカの発表では、最初は日本と同様、DSの成功から語り始め、その後すぐにWiiの価格、発売日などを説明しています。日本では価格などは最後だった訳ですが、アメリカの発表は日本の後でしたし、ニューヨークタイムズのリーク記事もあったので、まずは本題から入ったと言うことでしょう。


その後、すぐにWiiSportsのうちE3でなかったWiiBowlingのデモをしています。日本のITmediaの記事でもありましたが、結構難しい模様。でも、臨場感はかなりのものがあります。ちょっとボールの挙動が軽い気もしますけど。


その後、ロンチソフトなどについての口頭でお紹介が続きます。そして、隠し球であったWiiチャンネルの紹介。全体の説明の後、E3で宮本氏インタビューの際に通訳もしていたビルが「Mii」の機能をデモしています。実際にステージ上でWiiリモコンを使って操作しているところが快適そうでいいですね。ソフトウェアキーボードを使った文字入力なんかもさらっと出てきていますね。


続いては写真チャンネル(Photo Channel)。多数の写真や動画がスムーズに表示されていますね。PCでもこれだけ処理しようとすると思い気がするのですが、おそらく3D表示機能などをうまく利用しているのでしょうね。ただ、このデモではおそらく、写真については内部キャッシュに全て読み込み済みと思われます。さすがにSDカードの写真をリアルタイムでこの速度で読み込むのはきつい気がするので。もっとも、先読みや裏読みを駆使して、SDカード内の写真も即座に軽快に閲覧できるのだとしたらかなり使える印象もします。あと、Wiiの解像度が低いため、実際は写真はぼけ気味になってしまうんでしょうね。
動画も再生していますが、対応動画がどれだけなのかもちょっと気になるところです。デジカメでよく使われる、MotionJPG、MPEG-4ぐらいは対応している気がしますが。
おそらく、PS3TGSで同様の機能を紹介してくると思いますが、どの程度のものを出してくるか。解像度、処理能力の部分では、明らかにPS3の方が有利な訳ですしね。得意分野のサービスで負けてしまってはお話にならないでしょうから。


以上のデモのあとはWiiについての口頭の説明のあと、質疑応答に移ってしまっています。日本では岩田社長が理念について熱く語っていたのに対して、アメリカではE3同様、デモが中心なイメージですね。日本では岩田社長のインタビューや質疑応答が非常に多くの共感を得ていますが、アメリカではそういった理屈的な話よりは、体感的な話の方を重視したということなのかもしれませんね。

○岩田社長も駆けつけた欧州イベント

一方、最後の開催となった欧州イベント。こちらでは、最後になった分、岩田社長も駆けつけたイベントになったようです。カリスマは大変ですね。

Wiiのヨーロッパでの発売は12月8日に決定 - Nintendo iNSIDE

今、日本以上のペースでDSが爆発している欧州。日本アニメが公表など、日本的な完成に近い感じのする欧州だけに、任天堂としても気合いが入っているのでしょう。以下のサイトでは、展示会の写真が多数公開されています。フランス語なので文章はよく分かりませんが、雰囲気は伝わるかと。

La Wii pour le 8 de'cembre en Europe

また、イベントでのWiiTennisの動画が一部アップされています。

欧州での発売は12/8。PS3は大幅に延期してしまっただけに、欧州ではさすがに圧勝確定というところでしょうか。


全世界、ほぼ同時期に販売する任天堂Wii。本体価格にはPR代も見込んでいるということで、今後どの程度の規模のPRをしてくれるのか楽しみですね。できれば、11月と言わず東京ゲームショーでも一般人にも触れさせて頂きたいものです。