Wiiの価格は19800円?

DELLのリコール騒動で株価を下げたソニーに対し、任天堂は株価を大きく上げたようです。そんな任天堂の株価について、日経に以下のような情報が出ています。


<大証>任天堂が高値を更新 - NIKKEI NET:総合企業情報

この情報における日興シティグループ証券の投資判断リポートの中に、気になる記述が。

同リポートでは「CPU用(中央演算処理装置)パッケージが安価に調達される見込みとなり、次世代家庭用ゲーム機『Wii(ウィー)』の販売価格を想定していた2万5000円から1万9800円に変更。国内販売台数も従来予想より5割強増える見通し」としている。

CPUが安く調達できる分、本体価格も安くなると予想しているようです。これまでも、世界中でWiiの発売日や価格のうわさが流れまくっていますが、日本では比較的情報は出ていませんでした。そうした意味で言えば、めずらしく国内でWiiの価格が出てきたと言う感じでしょうか。

Wiiは、リモコンなどでコスト高の要因はありますが、本体自体は小型GCという感じの作りなだけに、価格を絞る要素はあります。オプション品を最小限に絞った本体だけのパックであれば、それなりに安価に提供できるのではないでしょうか。ただ、その標準添付品をどうするかで、Wiiの今後の可能性も左右しかねないだけに、なかなか難しいところでもあります。
8/23のドイツで開かれるGC2006で何らかの情報が出るのかもしれませんが、発売までもう3ヶ月あまりと近くなってきただけに、そろそろもうちょっと詳しい情報が欲しいところですね。店頭予約も早くしたいですし。


P.S.
同じく株価についての話で以下のような記事も出ています。
任天堂株が高値、軽小短薄ゲームで顧客開拓−「最強のチャート」の声 (ブルームバーグ) - Infoseek マネー
この記事の注目点としては以下の箇所。

任天堂の事実上の創業者である山内溥氏は、生前、「ファイナル・ファンタジー・シリーズのような重厚長大型のゲームが消費者の間で受けているが、うちは軽小短薄のゲームで行く。軽小短薄ゲームを出していかないとゲーム業界は長い間生存できない」と語り、ゲームソフトの大容量化と高精度化に躍起になるゲーム機メーカーやゲームソフトメーカーに警鐘を鳴らし続けていた。

  山内氏の遺志を継いだ岩田聡社長は、「いまゲームを触っていない人にどうしたらゲームを触ってもらえるのか」ということを問い続け、『脳を鍛える・・・』やダイエット関連ソフトなどを開発、ゲームの可能性を商品として示した。

山内元社長まだ死んでね〜〜〜〜www!!


ということで、発言元は違いますけど、所詮証券屋のコメントなどこの程度ということなのかもしれません(スクエニの和田社長も元証券マンですしね)。今回の19800円という価格予想もその程度の信憑性と思っておいた方がいいかも。