DELL、発火事故をうけてノートPCのソニー製バッテリをリコール

以前より、engadgetなどで報じられていたDELL製ノートPCの爆発・発火問題。

デル、爆発炎上ノートの調査を開始 - Engadget Japanese
DELLノートまた炎上 - Engadget Japanese
DELLノートまたまた爆発炎上 - Engadget Japanese
デルノート+弾薬=トラック全焼 - Engadget Japanese

いくつか事例もあり、目撃者などもいてそれなりに信憑性がありそうなもので、なんらかのDELLからのアクションはあるんだろうな、と思っていましたが、ちょっと思わぬ展開を見せました。

Yahoo!ニュース - 時事通信 - 米デル、ソニー製電池を回収=PC関連では過去最大規模
asahi.com:デル、ソニー製PC電池410万個回収へ 発火の恐れ-国際
デル、ノートPCのバッテリを無償交換
ソニー製電池リコール、日米で発火事故――デルのノートPCに搭載PC&デジタルカメラ-最新ニュース:IT-PLUS
デル、ノートPC用バッテリー410万本をリコール・製造はソニー - Engadget Japanese

いわゆるリコールに発展したわけですが、その台数が過去最大級であり、なおかつ対象バッテリーがソニー製ということでいろいろ話題になっています。
日経のページによれば、リコールにかかる費用は約2億〜3億ドルにもなるらしく、その大半はソニーが負担になると言うことのようで、業績への影響も心配させられますね。想定外の例だっただけに、案の定株価への影響も出てしまっているようです。
Yahoo!ニュース - テクノバーン - ソニーが安い、ソニー製リチウムイオン電池の不具合で米デルが410万台のPCをリコール

今のところ、影響はデルのPCだけ、ということのようですが、asahi.comにかかれている以下のような理由を見ると、本当に他のPCでも大丈夫なのか、ちょっと心配にはなります。

 ソニーは、今回のリコールについて「電池内部に金属粒子が混入し、ショートを起こして発熱・発火に至る恐れがあることが社内調査で分かった。国内にもリコール対象の電池を使ったデル製品が流通している可能性がある。リコールをサポートすべく全力を尽くす」(広報センター)とコメントしている。

ソニーの部品としては、以前にもCCDの不良で各社の回収騒ぎに発展した例があるので、今回のことも他社に飛び火しないか心配です。
日経エレクトロニクス2005年10月24日号 - Tech-On!

ノートPCをお持ちの方は、バッテリがどのメーカー製なのかをチェックし、念のためこのニュースの続報をウォッチしつづけた方がいいとは思います。