PSP夏商戦の目玉商品「LocoRoco」

かなり前から体験版を配布したり、先日のWHFでも大々的に宣伝、PSP本体同梱パックも10万台出荷されると、まさしくPSPの夏商戦の目玉とされているLocoRoco。そのレビューが忍さんのところで出ています。

背負わせる看板が重過ぎて不憫な「LocoRoco」|忍之閻魔帳

この感想の中の、以下の表現が非常に共感を覚えました。

ざっくり言ってしまえば、
スピード感のない「ソニック・ザ・ヘッジ・ホッグ」のステージを
バーバパパが呑気に跳ね回っているような
のんびりした雰囲気のアクションゲームだ。

ロコロコは自分も昨年の東京ゲームショーで触っており、この忍さんの感想と全く同じ感想を得ました(TGS2005レポート 〜ゲーム編〜)。特に、ソニックっぽいという感想が。坂を上れそうで上れなかったり、加速したり、と言う感覚がソニックダッシュしてないときとよく似ているんですよね。
しかし、良ゲーなのはたしかだとは思うのですが、このSCEのプッシュの仕方はちょっと気味が悪いぐらいですね。たしかに、nintendogsなどもある意味積極的な広告戦略でうまく売れたということはあるのですが、正直DSとPSPではあまりに優劣の差がつきすぎています。せめて一年前にnintendogsなどの対抗としてロコロコをぶつけることが出来たのならまた違ったのでしょうけど、現在のDS旋風の前ではかなり厳しいのではないでしょうか。とくに小売りの方が慎重になってしまっていて、思ったより発注が出ていないようですし。あとは、大手量販店でライト向けに強力に訴えて衝動買いさせるしか無いと思いますが、本体と一緒に買うにしては、2万5000円という価格は結構高いんですよね。
とりあえず、DSが手薄なこの7,8月が最後のチャンスなのは確か。その後はポケモンが来ちゃいますからね。ロコロコは、気の毒ではありますがPSPの命運を握っていると言ってもいいかもしれません。ここでライト層を獲得できないようなら、少なくともPSPのソフト市場の発展はないでしょう。