Wiiの予想価格に対する海外サイトの反応

海外の任天堂関連の情報サイトでも、日本での任天堂森専務のコメントがニュースとしてあがっているようです。
Go Nintendo » Blog Archive » Nintendo financial news - profits, losses, and Wii for less then $250- What are you waiting for?
コメント欄を見ると、だいたい以下のような感想が。

  • $250はちょっと高い
  • 日本で25000円なら$220ぐらいじゃないの?
  • 日本で16800円のDSLiteが$130(15%off)だから、$199ぐらいじゃ?というかそれ以下希望。
  • 今期だけで600万台も売れるの?ちょっと怖いなぁ。

確かに、森専務の言い方がちょっと微妙ですよね。日本で25000円とアメリカで$250というのは価格がちがってますからね。しかも、通常は日本よりアメリカの方が価格が安かったですから。このあたりが混乱の元なんでしょう。逆に日本で$250を現在のレートで換算すると28000円。こっちで解釈すると日本でも物議をかもしそうですし。
以下のITmediaのブログでは、以下のような解釈が述べられています。

大阪での記者会見では、任天堂の森仁洋専務取締役が、「Wiiの価格を2万5000円以下にしたい」という希望的観測を、質問に答える形でコメントしている。
〜中略〜
本日のコメントは、あくまでも経済アナリストや株主などへのリップサービスととらえるべきだが、それほど外した見解ではないと思われる。たぶん誰しもがそれくらいかな? と思える値段だったからだ。
日々是遊技: Wiiの価格 [ITmedia +D Blog]

まあ、たしかに岩田社長のコメントではないし、この解釈は正しいような気はします。とはいえ、さすがに公の場で発言するのですから、森専務の口から出任せと言うことではないでしょう。日本での日本語でのコメントである以上、25000円上限というのは間違っていないと思います。それに、これだけ大手マスコミ各種に報道されてしまっては、いまさら25000円を超える価格では出せないでしょうし。

あと、販売台数などの見込みは、確かに自分も強気だなぁ、と思いました。ニンテンドーDSが、12月2日発売で、発売後5ヶ月で日本で200万台、6ヶ月で220万台です。Wiiが10月に出たとして、ニンテンドーDSと同じぐらいの売れ行きをしないといけないわけで、現状の据置の状態を見ると結構厳しいかな、と思いますね。DSのように一人一台必要なものでもありませんし。Wiiのソフトは1700万本。600万台を達成できるのであれば1台あたり約3本ソフトが売れればいいわけで、ゼルダ、WiiSports、マリオぐらいでなんとかなりそうな気はします。
ちなみに、DSについてもかなり強気で、今期1年で、過去に売った分よりも多く売ろうとしています。とはいえ、もっと脳トレえいご漬けなどのミリオンタイトルは今季タイトルに入るし、Newスーパーマリオポケモンはミリオン確定、ゼルダも今年出るようなら結構楽にこなせる気もしますね。
先期の業績が、据置の不振や北米でのDS不調、DSLiteの生産不足などの影響で期待したほどではなかったため、株価はかなり猛烈に下がったりしていました。据置と携帯両方そろう今期は、その販売本数だけでなく業績という意味でも正念場といえるでしょう。自分は別にホルダーでもないですけど、話題性がある銘柄だけに、株主をがっかりさせないような経営を期待します。