CESA会長に就任した和田洋一氏が今後の展望をコメント / ファミ通.com

昨日、スクエニの決算報告で「『ファイナルファンタジー』や『ドラゴンクエスト』はユーザーが張り付いていることがわかっている」とか、「ユーザー数を広げる方向では考えず、コアユーザーを大事に、その層のみに訴える」とか、おまえオタクやゲーマーをなめすぎだろ、というふざけた発言をしてくれたスクエニ社長の和田洋一氏が、このたびなんとCESA(社団法人コンピュータエンターテインメント協会)の会長に就任してしまったそうです。
CESAはレーティングとかを決めながらも、それがうまく徹底できず残虐ゲームが条例で禁止されてしまったりと、以前から役立たずっぷりの片鱗を見せていましたが、その会長によりによってゲームを理解していないというか愛がない和田社長が就任してしまうとは。先が思いやられますね。
しかも、会見で次世代ゲーム機の価格の高さ、ソフト開発費の高騰についての返答が発言がまた意味不明。

次世代ゲーム機は高いとか安いとか、開発費が……とか言われているようですが、これは産業全体を見るべきだと思います。ハードが高くなったということは、最終的にユーザーが払うお金のうちでハードが占める割合が高くなるということ。ゲーム業界がどうなるか、ということは別の話です。

なんだそりゃw。ハードに対する初期投資はゲーム業界と無関係って、どういった思考なんだか。ハードの価格はダイレクトに本体の普及スピードにつながってくるし、本体の普及度合いはそのままソフトにも影響してくるでしょうに。Xbox360なんて、本体があまりにうれないせいで、DOAとかのコアなファンを抱えるタイトルでも悲惨な売り上げなのをわかっているんでしょうか?

これは10年サイクルでかならず起こること。

10年サイクル?基本的に5〜7年ぐらいでしょ。10年という数字を使っているのは「PS3は10年売る」と言っているSCEぐらいなんですが。どうも和田社長の頭の中はSCE的ですよね。

スーパーファミコンからプレイステーションに移ったときにもハードの価格は上がりました。ソフトの価格も莫大に上がりましたが、生態系は維持されました。これはユーザーが増えたということと、メディアが安くなったから。

ハードは確かに値上がりしたけど、ソフトの価格が莫大に上がったって何?この人本当にゲーム業界の人?無知にもほどがありますが。スーファミの頃に1万円前後の高いソフトを売っていたのは、あんたが今社長やっているスクウェアでしょうが。PSになってからの方が安いというのに、社長ともあろう人物がこんな低レベルな発言するなんて、本当信じられませんね。(まあ、話の流れから、実はソフト開発費の意味で、ファミ通が文章化するときに間違えただけなのかもしれませんが。)

今回はどうかと言うと、メディアはインターネットになり、昨年広がったユーザーもすでに参加し始めています。前回の大きな変化と似ているのかもしれません。それをどのように消化していくのかということが問題になるかと思います

これも意味不明。昨年広がったユーザってなんのこと?FFXIのユーザのことでしょうか?昨年と言っているので、DSが獲得したライトユーザのこと?
また、メディアがインターネットに、っていうのもよくわかりません。メディアって情報媒体のこと?インフラのこと?ゲーム供給形態のこと?
そして、それがすでに参加し始めているって、いったい何に?
…全体的に言葉足らずで、訳がわかりません。本当にこう発言していたのだとしたら、やばすぎですね。


日本を代表するサードであるスクエニですが、ある意味日本の悪い部分をすべて代表しているサードなのかもしれませんね。とにかく、この和田社長のビジョンでは失敗は目に見えています。株主の方々は、とりあえず株主総会の時になんか訴えた方がいいんじゃないですかね?FFだけでなくDQの部分も台無しにしてしまう前に、スクエニ大改革しないと、まじめに終わってしまいそうです。