WiiConnct24について

さて、実はE3での一番の隠し球であったであろう内容は、このWiiConnect24ではないでしょうか?その割にはプレカンファレンスなどであまり魅力が伝えられていないのが惜しいですが。その具体的な使い道について、非常に興味深い内容を岩田社長がコメントしています。

ひとつ具体的な例をお話ししましょう。Wiiが24時間動作可能なモードでインターネットに接続されているとする。これを使えば,夜中のうちに任天堂が各家庭のWiiに向かって「今月のニンテンドーDSの試遊ソフト」をプッシュ型で送りつけたりできる。ユーザーは翌朝起きると,WiiのLEDランプがピカピカと光っていて,任天堂から何か届いているのを見つける。そして自分のニンテンドーDSを持ってきて,Wiiを経由して試遊ソフトをダウンロードするといった使い方を想定している。

DSソフト体験版の配信!これは自分も前々から希望していたことですし、ある程度Wiiでもあり得るだろうと予測していたことではありましたが、Wii常時起動でプッシュ配信というのはちょっと意表をつかれましたね。これだったら、配布日の朝起きた時から、すぐにDSに体験版をダウンロードして遊べるというわけです(DSにダウンロードする時間は結構かかりますがw)。
ただ、これを実現してしまうと、今DSステーションの客寄せ効果が幾分落ちてしまう気もしますけどねぇ。そのあたりの小売りのための効果は、任天堂はあまり重視していなかったということなのかな?まあ、現在はTouch! Try! DSという、過去のDSタイトルの大部分をある程度長く遊べる体験版の仕組みがありますから、そちらがDSステーション専用、ということにするのかな?
2-1. Touch! Try! DS


あと、プレカンファレンスであった、どうぶつの森で夜寝ている間に、友達がメッセージを残していく、といった機能はどう実装されるんでしょうね?妥当な線で考えると、ゲームをDSのようにスタンバイ状態にしておいておく、という感じでしょうか。Wiiリモコンのホームボタンもしくは電源ボタンが、ゲームのスタンバイ状態への移行もかねる、みたいな。でもそうなると、WiiConnect24の効果が得られるのは一晩で1つのゲームだけ、ということになってしまいもったいない感じもします。もし、Wiiに保存されているセーブデータを解析して、寝ている間に直接セーブデータの書き換えを行ってアイテムや新機能を追加してくれたりするとおもしろいのですけどね。