無線LANについて

Wii無線LANを標準搭載、有線LANはオプション、ということについては以前からアナウンスされており、2chなどでもかなり論議されていました。これについても、岩田社長は明確な理由を述べています。

Wiiがインターネットに接続する際には,この無線LANを使うことを想定している。インターネットが家にあっても,ほとんどの場合パソコンのみに接続されていて,テレビ・ゲームを遊ぶ子供部屋などにはEthernetなどの線は来ていない。だからこそ無線LANが標準で搭載できる時代が来ないと,ゲーム機にネットワークは付かないとすら思っていた。Wii無線LANを標準搭載させる以上,7〜8割のユーザーがインターネットに接続することを目指したい。そうなるように,つないだら価値があるようにしていきたい。

なるほど、そういう理由だったか、と一応は納得。たしかに、リビングや子供部屋のテレビがあるところへLANケーブルを引くのはかなり面倒なことです。20mとかのLANケーブルを使って天井付近に留め金や固定器具などを使ってLANケーブルをはわしていく作業はかなり面倒なことです。実際、自分が無線LANルータを買う際にいろいろ調べたときにも、リビングで使うDVDレコーダなどをネットにつなげるために、無線ルータ+コンバータの組み合わせで買う人って結構多いんですよね。セット販売も各社行っていますし。以下に2強と思われるBuffaloとNECの製品をあげておきます。
WR7850S - AtermStation
IEEE802.11g/b 無線LAN AirStation BroadBandルータ エントリーモデル 無線LAN イーサネットコンバータセットモデル (WL3-TX1-G54 1台付属)|WHR-G54S/E

2chなどでは一人暮らしの人とかが多そうですからあまり実感がわかないかも知れないですけど、一戸建ての家などでネットワーク環境を構築している人は、無線を利用している、というか利用しないとやってられない例はかなりあると思います。そういったシーンを、任天堂はメインターゲットとして考えているということでしょう。
とはいえ、手間と見た目さえ気にしなければ、有線LANの方が普通は安くなるのは事実。単なるHUBですませている人もいるでしょうし。そういった人たちからすれば、わざわざ有線LANでつなぐためにオプション品を買わないといけない、ということに抵抗感を覚えるのももっともでしょう。せめて1000〜2000円ぐらいで出してくれればいいのですけど。そうでないと、このコメントで言っているような「7〜8割のネット接続」というのは難しい気がします。