WiiリモコンにSTマイクロエレクトロニクスの3軸加速度センサが採用に - Nintendo iNSIDE

E3での任天堂Wiiの発表にあわせて、モーションセンサー関連の会社からもプレスリリースが出ているようです。ただ、なぜか同時期に2社がコメントを出しています。
一つは表題にあるSTマイクロエレクトロニクス。3軸加速度センサがWiiで採用された、とあります。具体的なチップ名はかかれていませんが、わずか5x5x1.5mmという超小型サイズのも模様。耐久性も高そうです。
STマイクロエレクトロニクス[プレスリリース]2006年5月10日:STの3軸加速度センサが任天堂の『Wii(TM)(ウィー)』に採用され、ゲーム業界革新に貢献

もう一つは、アナログ・デバイセズのADXL330という3軸加速度センサ。こちらも、Wiiのコントローラで採用されているとあります。こちらも4x4x1.45mmと非常に小さいですね。
アナログ・デバイセズのIMEMS(R) MOTION SIGNAL PROCESSING(TM)(モーション・シグナル・プロセッシング)技術を、任天堂が画期的なゲーム機「WII(TM)(ウィー)」コントローラに採用

この2社の発表が意味するものはなんでしょう?一つは、Wiiリモコンとヌンチャク、おのおのに搭載されている加速度センサのチップが異なっており、この2社のものであるという可能性。これが一番わかりやすいところでしょうか。別の可能性としては、安定供給のため、ロットによってこの2社のチップが混ざっている、という可能性。設計仕様が異なってきそうなので、確率は低いようにも思いますが。もう一つありそうなのが、この2つの加速度センサを両方一つのリモコンに搭載していると言うこと。つまり、2種類のセンサの出す加速度情報を用いて、より精度の高い認識を行っているのではないか、と言うことです。でも、そんな冗長な工夫をしているのであれば、そのことをちゃんと書いた方が宣伝になるし、任天堂から発表しそうなものです。

まあ、いずれ詳細は発表されるでしょうし、最悪発売日近辺には分解されてwわかる話ではあります。とりあえず、興味深いネタの一つとして記憶しておきましょう。