「モンハン」が中学生に受けるワケ - nikkeibp.jp - ゲームデザイナーが斬る話題のゲーム

PSPで唯一50万本を超えるヒットを飛ばしたモンスターハンターポータブル。本体が毎週3万台以上売れているのにもかかわらず、ゲームソフトの売り上げが壊滅的な状況において、唯一PSPならではの売れ筋のソフトとして何かと話題にされるソフトです。(もっとも、主に話題にするのは、ファミ通の浜村編集長だったりするのですがw。)
今回は、日経BPの特集記事の一つ。最近のゲームの流行を追うというもの。第1回ではDS脳トレが取り上げられていましたが、今度はモンハンについて。著者は麻野一哉さんという方で、チュンソフトサウンドノベルシリーズに関わっていたりとそれなりの実績を持つ人物のようです。


しかし、なんでしょう、このぶっちゃげた記事は?「PSPは中学生に大受け!DS、ゲームボーイはおこちゃま!」という、それなんて佐伯雅司(画像)?というような電波発言が繰り広げられており、唖然としてしまいました。いや、確かに中二病な層にPSPは売れていそうだという分析はありましたし、実際に講演などでのデータでも出てはいるのですが、そのことをここまでぶっちゃけて得意満面で日経の記事としてかかれても困るのですがw。
そもそもモンハン=中学生と安直に結びつけているところも疑わしいところです。PSPのユーザは別に中学生だけでなく、ゲーマー層もいろいろいるはず。そうした層も結構一極集中でモンハンPを購入しているはずなのに、すべて中学生のおかげとしてしまっているのがすごい議論の持って行き方です。背伸びしたい年頃とか、それなんてI'm not a boy. ですか。なんだかなーというかんじ。正直、2chで「DSなんて子供だまし」などと言って煽っている連中とレベルが違いませんがな。
実際、すでにこの記事には多数のコメントがつけられていて、それがまたもっともで笑えます。何より、モンハンPが15歳以上というCEROの規定があったことが、この麻野氏の主張を根底から覆してしまってますよね。おまえがCERO否定してどうなんだ、と。前に、ファミ通の最後で浜村編集長が、自分の子供にCERO規定無視してモンハンをやらせて、「年齢制限は必要か」などと言ってましたが、それと同じレベル。一番自主的に守らないといけない立場の人間が何やっているのかと。こんな状況だから、国などから規制されそうになったりするんですよ。まったく。
ともかく、もうちょっとまともなPSPに関する前向きな考察はないもんですかね。それとも、そこまで危機的な状況と言うことでしょうか。DQ6PSPで出るとかいう噂も2chで流れていましたが、そうしたこと以上に抜本的な改革が必要な気もしますね。