PS3:価格は10万円、06年秋発売と予測 米証券会社−ゲーム:MSN毎日インタラクティブ

PS3の価格予想が、メリルリンチという米証券会社から出されています。その価格はなんと「10万円」。CPUであるCELLが230ドル、BDドライブが350ドルと予想しているらしい。まあ、確かに個々のパーツはそれぐらいの価格にはなると思うのだろうけど、だからといって定価が10万円では絶対うれないような…。ゲーマーからは、「BDなしの廉価版PS3出せ!」と言われてしまうんじゃないでしょうか?やるとしたら、赤字覚悟の戦略的価格なんでしょうけど、それをやるとブランドイメージが高いPS3ではバカ売れしかねず、その赤字幅が直接経営に響きかねません。
証券会社の予想などは外れることも多いわけですが、それなりに会社の名前を出して予想をしているわけで、パーツの単価が高いことは確かでしょう。もっとも、PS3の定価が多少高くなるのを、少しでも安く印象づけるために、今のうちに極端に高い値段を噂レベルで流しておく、というのはあるのかもしれませんが。
Xbox360はおおごけしている状態ですが、PS3のHD映像がXbox360とたいしてかわらず、本体価格が倍以上する、となればXbox360の方にもう一度風が吹く可能性もあります。コナミコーエーなどが看板タイトルをマルチ展開するならば、PS3に手を出さない可能性もあります。また、最近のニンテンドーDSの爆売れで、レボリューションに対する消費者の期待も一気に膨らんできています。HDゲームをおいてSDゲームのレボが抜け出してしまう可能性もあります。とくに、ファミ通のアンケートを見ていると、サードメーカーがかなりDS市場に意識を移し始めているだけに、PS陣営の最大の強み、「豊富なサード陣」というのが怪しくなっている状況でもありますし。
ある意味、PS3の価格設定は本当にソニーの命運を左右しかねないほどデリケートな調整が要求されることでしょう。果たして、どうなりますやら。