「2013年以降はD端子への出力を全面禁止」,次世代光ディスクの著作権保護方式が固まる - デジタル家電 - Tech-On!

昨日の日記で触れたAACSのHD出力についてだが、どうも日経のTech-Onの記事(要登録)を見ると、状況がかなり違うようです。ITmediaの記事では、「アナログHD出力は2011年まではHD出力可」、「それ以降もICTが使われなければ禁止でないため、実質的に禁止されない」、というものでしたが、Tech-Onの記事を見ると、「2011年以降はD端子でHD出力はSD相当に落とさないと出力禁止」「2014年以降は、AACSコンテンツのD端子での出力禁止」とあります。つまり、HD DVDもBDも、HDMIを持たないテレビでは2014年以降はD端子で見ることもできず、S端子で見るしかない、ということのようです。どうもまた本田雅一がいい加減というか片手落ちな事を言っているような。ちゃんと補足記事書いてくれないと困りますね。
これは、かなり厳しい制限となります。デジタル放送を見るだけなら関係ない、と思うかもしれませんが、おそらくデジタル放送を録画したものを見る場合も同様の制限が加わってしまうので、実質的には2014年以降はD端子しかもたないTVは使い物にならない、ということがありそうです。自分なんかは安いブラウン管のHDTVなので、8年後に買い直せと言われてもまあ納得しますが、既に100万近く出してでかいPDPなどを購入しているユーザは到底納得いかない自体でしょう。そもそも、買い換えのリミットを制限されるというのは気分のいいものではありません。
違法コピーなどについてはたしかに難しい問題ではありますが、結局これらの対策を取ったとしても、何らかの方法でそうした違法業者はコピーを作ってきてしまいます。それをすべて防ぎきるのはむずかしいのではないでしょうか?そのような状態で、こうした普通に使う消費者に大きな負担を強いる規制は、単純にHDコンテンツの将来を業界自ら狭め、首をしめているように思えてなりません。ぜひとも再考してほしいものですね。