新型PS2続報

PS2ソフトが一部動かないPS2についてですが、ヨドバシなどですでに値段が公開されているようです。
ソニー・コンピュータエンタテインメント PlayStation2 サテン・シルバー SCPH-75000 SSS:ヨドバシ・ドット・コム
 特価:¥21,000 (税込)
一方、現状売っている薄型PS2は以下の通り。
ソニー・コンピュータエンタテインメント PlayStation2 チャコール・ブラック SCPH-70000 CB:ヨドバシ・ドット・コム
 特価:¥19,800 (税込)

…やるな、ソニー。新型PS2、値上がりしてやがりますよ。この値段の差は何かというと、どうやら新型PS2は縦置きスタンド(1500円)が付属しているための模様。PS2ソフトの動かないものもあるPS2を、縦置きスタンドという必要ない人には全く必要ないものを抱き合わせて値上げするとは、いい度胸です。これがお値段据え置きならほめられる行為だったんですけどねぇ。
PSPのギガパックは、1GBのメモリースティックをつけているので、多少値段が高くてもお値打ち感がありました。ですので、これはソニーもがんばったなぁ、と思ったのですが、既に一人勝ちの据え置きではまだまだやりたい放題の模様ですね。まあ、これも勝者の特権というところでしょうか。


ところで、そのPS2ソフトが一部動かない問題については、Slashdotの方でちょっと面白い指摘がありました。
PlayStation 2 の新モデルに互換性問題
この指摘によると、IOPというものに関連しているのでは、ということです。IOPとは、この関連コメントにありましたが、要するにPS1のグラフィックス関連を取った、互換性確保用の部分のようで、互換性以外にもPS2でのメモリーカード制御、DVD制御などにも使える模様です。
PlayStation2
なるほど、言われてみると、鉄拳5がPSの鉄拳3をエミュレートして動かしているところで不具合が生じていたり、ディスクアクセス関連と思われる不具合があげられているのも納得が行く感じがしますね。コメントにあるとおり、このIOPのライセンス切れ、というのはちょっと考えにくいですが、コスト削減などの関係で別途ソフトで対応している可能性はありそうです。

このあたりは、PCWatchとかに追跡取材してほしいところですね。以下のような、いかにもソニー提灯記事を載せているだけじゃなく、別視点でも記事を載せないと、マスコミとしての信頼性が失われてしまいますよ。
大河原克行のデジタル家電 -最前線-