Apple、QVGA液晶搭載MPEG-4/H.264対応の新「iPod」

速報:アップル、ビデオiPodと新型iMacを発表 - CNET Japan
米国10/12の発表が噂されていた新型iPod。結局、本当にビデオ対応iPodになりましたね。
Apple - iPod
容量は30Gと60G。バッテリは音声は30Gで14時間、60Gで20時間と、ソニーに対抗してかこれまでよりもずいぶん長くなっている印象。動画でも、一応30Gで2時間、60GBで3時間持つ模様。PSPよりは持たない印象か。
また、サイズはバッテリの分か、30Gが104mm * 61mm * 11mm、60GBは熱さが14mmとなっています。手元にあるgigabeatG20のサイズが76.5×12.7×89.5mmとなっているので、なんとビデオ対応の2.5型液晶を積んでいながら一回り小さくなっています。自分は普段胸ポケットにgigabeatを入れており、薄さと大きさが非常に重要でしたが、これなら使えそう。iPod nanoでも小さかったですが、HDD搭載でもやってくれた、という印象です。もっとも、重さは60型で156gと、gigabeatG20の138gよりちょっと重そうですが。30Gで136gなのでほぼ同等。ポケットがたわむのはあまりよろしくないんですよね。156gでどうか。

肝心の動画の対応フォーマットは、以下の通り。

H.264 video: up to 768 Kbps, 320 x 240, 30 frames per sec., Baseline Profile up to Level 1.3 with AAC-LC up to 160 Kbps, 48 Khz, stereo audio in .m4v, .mp4 and .mov file formats
MPEG-4 video: up to 2.5 mbps, 480 x 480, 30 frames per sec., Simple Profile with AAC-LC up to 160 Kbps, 48 Khz, stereo audio in .m4v, .mp4 and .mov file formats

H.264BaseLine対応!PSPはMainProfileまで対応してますが、BaseLineは地デジワンセグと同じ形式ですし、2.5型ディスプレイならBaseLineでも十分かも知れません。MPEG-4は2.5Mとかなりの高いビットレートまで対応してますが、なぜか解像度が480x480まで。別に縮小表示をしてもいいから640x480まで対応すればいいのに、と思いました。ただ、もし480x480のものを4:3のレターボックス表示などできるようなら、それはそれでありかも知れません。
価格は、30GBモデルが299ドル、60GBが399ドル。日本円ではそれぞれ30GBが34,800円、60GBが46,800円。nanoよりは高価ですけど、HDD版新型を待っていた人には買える値段でしょうか。


個人的には、かなり引かれる製品ですね。バッテリ持ちなどを考えると、60GBの方がよさげ。ただ、重さはちょっと気になるので、店頭チェックしたいところですね。iPodのデザインはいい加減飽きた感じはするのですけど。まあ、どうせ1ヶ月ぐらいはまともに買えないでしょうから、AppleStoreなどで見て考えます。
しかし、これでPSPはますます苦しくなった感じですね。そもそも、PSPはポケットに入りませんから。一応、UMD用という用途はありますが、外出先に持って行くとかなら、携帯DVDプレーヤーでもいいわけですし。持ち運ぶことを重視するならiPodPSPが非常に中途半端な位置づけになった印象です。iPodはHDDなので、かなり多くの動画を持ち運べるのも魅力ですね。こうした「世界最小最軽量」は、日本メーカーのお手の物だったはず何ですけどね…。ちょっと寂しい感じもします。こうなったら、世界最小最軽量にもっともこだわる松下あたりがだしてきませんかね?gigabeatの新型をもうちょっとがんばってもらってもいいですけど。