PSP用「ドラスロット 巨人の星2」の交換について|忍之閻魔帳

ファームアップの弊害がこんなところまで。なんと、ファーム2.00以降で正常に動作しないために、交換対応、つまりリコールが発生してしまったようです。これって、回収費用とかはどこが持つのでしょう?当然SCEですよね?旧ファームとの互換性に欠けるファームを出したために生じた不具合な訳ですし。これがもしサード負担だったら、ますますサードのPSPばなれを加速させかねません。何せ、発売後何年たっても、ファームウェアでバージョンアップで動かなくなったらサポートしないといけないのですから。

というか、そもそもファームアップで動かなくなることが、商品回収の理由となってしまう意味が分かりません。DVDプレーヤなどだと、たまにDVDソフトで再生に不具合が生じた場合、ファームアップするのはプレイヤーの方です。この場合も、実際には問題がDVDソフトにあるのかプレイヤーにあるのかは不明なんですよね。でも、ソフトの回収は費用がかかるから、基本的にはメーカー側が責任持つわけで。
今回の件も、このドラスロットというソフトが明らかに仕様をはずれた実装をしていて、ver1.5まではかろうじて動いていたけど、ver2.0で動かなくなった、という理由なのかも知れません。それでも、サードに負担をかけるぐらいなら、メーカーがファームアップで対応すべきなんじゃないでしょうか?せっかくファームアップという手段があるのですから。それにこのファームアップも、ブラウザ追加とかセキュリティアップとかで、このドラスロットというソフトと関連は無いわけですし。
短期間でのベスト版投入といい、いつまでSCEは殿様商売を続けるつもりなのでしょう?そのうち、かつてのSFC時代の任天堂のようにしっぺ返しを食らうような気がします。