清原の番外価値、CM「GENJI」大ヒット - ZAKZAK

世間では大ゴケした感の強いGENJI。しかし、ソニーは今年のPS2大きな柱の一つとずっととらえており、広告費も3億以上と莫大な額を投じてきました。そのせいか、珍妙な記事がZAKZAKに。
この記事に寄れば、GENJIは大ヒットだそうですよ。

 あるSCE関係者は、こう明かす。「普通、ゲームソフトは10万本売ればヒット商品といわれています。今回の『GENJI』は、今の時点で15万は出ましたからね。ゲーム雑誌の週間ランキングでもトップを飾ったこともありましたし」

とか、

 定価で計算すれば、7140円×15万本で、10億7100万円を売り上げたことになる。「業界ではグレー層、ホワイト層といった普段、ゲームを買わない人たちをターゲットにしたCM作成に力を入れる企業が増えています。そういう点では清原の起用は大正解だったのでは」と、ホクホクというわけだ。

とか。GENJIの広告費、人件費が膨大だったことから、最低30万とか噂されていたと思ったんですけど?いつのまに、通常の、それなりのヒット作と同じ基準になったんでしょうか?というか、それでうれしいのか?
さらに、定価換算で売り上げを語っているところもすごい。定価=メーカーの利益になるのなら、そりゃすごい世の中です。中間業者、小売りの利益はゼロですからね。すばらしい。しかも、PS2であれば1割引ぐらいは通常行われるのに、定価換算とは。それをもって清原が大正解とかいっちゃってるのが痛い。
極めつけは以下のソフマップのコメントでしょうか?

売り場の反応も上々。「そろそろ発売から2カ月。新作との入れ替え時なんですが、常時300本ほどを用意させていただいています。NHKで『義経』を放映している関係もあって、興味を持った人が買いにくるケースも増えています」(ソフマップ

ちょwwwおまwwww。発売2ヶ月で、常時300本あるって、単に大量在庫抱えているだけちゃうか?気の利いた皮肉ですね。

とまあ、全面につっこみどころ満載の記事。こんな記事を堂々と載せてしまうのだから、やはりZAKZAKも知れてますね。あと、さすがにここまで提灯だとソニーから金が出ているのは明白ですが、それにしては嘘の付き方が下手すぎです。これじゃ、一般へのアピール以上に、ネットで晒されるのがオチでしょうし。

ソニーには、こんな失敗をカバーするような情報戦略に金を使うのではなく、もっと前向きな、ユーザのためになるところに金を投じて欲しいものです。