デジタル放送の「コピーワンス」運用見直しを検討開始

コピーワンスの見直し、やっと来たという感じですね。現状のコピーワンスでは、あまりに使い勝手が悪すぎますし。とくに、一度DVDに焼いてしまうと、あとはほとんど再利用不可というのが痛い。せめて、HDDにHDコンテンツをそのまま保持しておきたいところ。PSPなどの携帯向け端末にダウンコンバートして出力するのもフリーにして欲しいところだ。
とはいえ、結局このあたりはまだ技術が追いついてきていないところがある。DTCPとかDLNAとか、そうしたセキュアなデータのやりとりがようやく規格化、普及させようか、という段階なのだから。DVDレコーダをはじめとして、テレビ局のコンテンツを好き勝手利用しまくる環境ばかりを提供し、そうした著作権管理関係を後付にしてきたことが、テレビ局にコピーワンスという制約という手段を引き起こしたとも言える。音楽なんかは、逆にMDとかでがちがちにやってしまい、普及の妨げにもなっていたが。
コピーワンスも、現状では音楽同様普及させるにはあまりに不利な点が多い。地デジが今年末から一気に増えるはずだから、それまでに制限の緩和、およびセキュアなシステムの普及に努めてもらいたい。