牛肉禁輸継続なら対日制裁を 米下院議員ら決議案提出

BSEがらみでアメリカから牛肉輸入が禁止されてもう1年以上。先日の吉野家牛丼一日復活も記憶にあたらしいのですが、アメリカもかなり政治的な圧力を強めてきているようです。
この記事の中で、

 オズボーン議員(共和、ネブラスカ)は、全頭検査の緩和の是非を審議する日本政府の食品安全委員会について、「なぜ4週間に1度しか開かれないのか理解できない。もっと切迫感があるべきだ」と、早期に結論を出すことを求めた。

この下りは、たしかにそうだと非常に納得できるのですが、そこから導き出される結論が納得できない。

「日本政府が昨年10月に米国と合意した輸入再開を遅らせ続けるなら、米通商代表は早急に対日制裁を発動すべきだ」

なんでそこまで飛躍しますか?科学的根拠がなくないですか?

こういった強気の開き直りを見ると、つい最近よく似たようなことがありましたよね。

「日本の調査は信用できない。自分たちの考えは世界的常識から見ても当然のものだ。これ以上、以前合意した内容を保留し続けるのであれば、こちらにも考えがある」

そう、先日の北朝鮮の遺骨鑑定騒動です。科学的根拠を無視して、いきなり攻撃的な態度に出るところなんて、アメリカは北朝鮮とそっくりですねw。やっていることがやくざですよー。

まあ、日本も、狂牛病騒ぎでたたかれまくったあげく、世論を納めるために全頭調査をせざるをえなくなった経緯があり、引くに引けないという、意地があるんでしょうけどね。いろいろこれに絡んだ不正もあったし。そう簡単にアメリカの圧力に屈する訳にもいかんでしょう。
牛丼は食べたいけど、圧力に負けるのもしゃくなので、政治家のみなさん、がんばってくださいな。