SCEJ、PSP用映像ソフトウェアを4月から発売。ソニー・ピクチャーズは「バイオハザードII アポカリプス」などを発表

昨日のニンテンドーDS新色発表、nintendogs発売日決定、メテオス高評価のコンボに対して、PSPも久しぶりに大きく反撃してきました。PSPでこれまで不足し続けてきたUMDコンテンツ。それが、アメリカでも発売が予告されていた映画、それに加えてミュージッククリップ、そして多くの参入会社表明、となりました。
PSP用ビデオソフト「UMDビデオ」に27社が参入表明
SME、PSP用UMD音楽ビデオを4月に8タイトル発売
正直、発売の時点からこれぐらい用意しておくべきだった気もしますが。各ソフトの値段は3000〜5000円程度。これを高いと見るか、安いと見るかですが、最近のDVDの安売り状況から見ると、僕は高いと思いますね。PSPが外部出力つきか、UMD再生可能なプレーヤーが多数出る(もしくはPS2で再生できるキットが5000円ぐらいで出る)とかすれば、DVDとそう変わらない値段でもいいかもしれませんが、PSPでしか見えないのにこの値段は、正直買うのはきついのではないでしょうか。
個人的には、鍵はレンタルにかかっていると思います。PSPは携帯して好きな時間に見られるだけに、レンタルで短期間のうちに見て帰さないといけないようなものには適していると思います。TSUTAYAとかで、DVDと同額、もしくはちょっと安いぐらいでレンタルできるようになれば、かなりいけるようになるのではないでしょうか。
しかし、今回の件で、より一層NDSPSPとの色分けがはっきりしてきましたね。ニンテンドーDSは、これまでのゲーム機のベクトル拡張版、PSPはゲームもできる携帯メディアプレーヤと。この棲み分けは間違っていないように思います。思えば、PSPニンテンドーDSをあまりに意識しすぎた。販売を早めて不具合&品不足という失態をやらかしたのもそうだし、ゲーム機であることを主張しすぎて、ソフトが焼き直しである批判をかわすことができなかった。現状、ゲーム機としては販売代数的にかなり不利な状況にある中、あとはメディアプレーヤとして多数本体を売り、その後におまけとしてソフトをついてこさせる、PS2戦法しか残されていないでしょう。言ってみれば、このUMDが切り札であり、大博打です。はたして、UMDを軌道に乗せられるほど、ソニーに体力があるかどうか。注目。