ITmediaニュース:「PSP」でゲームしてみたい、10代の5割強

以前、「DSとPSPの購入アンケート、「PSPの方が欲しい」 : QUITER」というアンケート結果を載せていたC-NEWSが、またPSPに関するデータを出しているようです。前回も、若干そのアンケートの集め方に恣意的なものが感じられましたが、今回はさらにはっきりとPSPだけをターゲットとしたアンケートになってます。なおかつ、うさんくさいところは以下のところ。

 次にPSPの製品説明をした上で、評価をしてもらった。

これって、つまりアンケートの途中にPSPの宣伝が入っているって事なんですよね。先日、自分もとある「地区開発に関するアンケート」というものをやったことがあるんですが、その内容というのがびっくり。「この地域のこんな特徴をご存じですか」という設問で、「全国有数の○○がある」「○○で有名な××がある」という項目がずらずら並んでいたり、「期待する機能はなんですか」という設問で、「心地よい住み心地を提供するラウンジ」「隣接した緑豊かな公園」という項目があったりしました。これって、アンケートにかこつけた単なるCMですよねぇ。結局、その場所に建築予定の高級マンションに対する購入意欲を増そう、という魂胆なわけです。
今回のこのアンケートも、そういった恣意的なものが非常に感じられます。PSPの魅力的な機能を紹介しておいて、「PSPをやってみたいか?」と聞けば、そりゃやってみたいって答えますって。
ただ、このアンケートのおもしろいところとしては以下のところですか。

 「PSPに対する購入意欲」の平均値は30.8%(どちらともいえない〜たぶん購入しない)で、「70%(たぶん購入する)以上」としたのは、10代と20代が各1割、30歳以上で1割弱だった。

前回のC-NEWSのアンケートではニンテンドーDSだけ価格が出ていて、PSPの価格は一切ふれないというアンケートでしたが、今回は値段が出ているだけにその反応が直に出ています。正直、このアンケートは、かなりライトなユーザが多数含まれているようですが、そういった人にとっては2万円でも高いんですねぇ。ニンテンドーDSの15000円ですら高いのでしょう。そういったことが分かったことについては、このアンケートに価値はあるといえるでしょうか。
ライトユーザの購買意欲をどれだけ引き出せるかが、PSPにしろニンテンドーDSにしろ勝負になりそうです。