WBC二次ラウンド、侍ジャパントップ通過〜オランダに再び勝利

今日はいよいよWBCの日本での二次ラウンド最終戦。すでにサンフランシスコに進むに2チームは日本と昨日劇的サヨナラ勝ちしたオランダに決まっており、その2チームでの順位決定戦。ただ、まだアメリカでの二次ラウンドが始まってもいないので、ぶっちゃけ一位でも二位でも変わらないような状態でもありました。

とはいえ、オランダとは決勝ラウンドでももう一度戦う可能性のある相手。ここは弱みは見せたくないところ。さらに、調子の上がっていない選手に奮起してほしいところでもありました。

日本vs.オランダ - 2013 WBC特集 Yahoo!スポーツ

試合は、いきなりオランダの先頭打者に大隣がソロHR。鳥谷が一昨日やったことをやりかえされた感じでいやな感じに。ただ、その後2回裏にビックイニング。先頭の阿部がついに出たHRであっさり同点。ここからさらにつながり、糸井の四球、中田が死球と続き、角中がセーフティバントで無死満塁。炭谷倒れるも松田がセンター前タイムリーで逆転、そして不振だった長野が走者一掃の2ベース。これは巨人ファンで申し訳なく思っていた自分としてはうれしいところ。この時点でもうだいぶ勝負の流れは掴んでいたのですが、さらに打線はつながり再び阿部に。ここでまさかの阿部が二打席連続の3ラン!生涯初の一イニング2HRだったようですね。(もっとも、フラフラっと上がった高い打球がぎりぎり入って、桑田が「ドームラン」と言っちゃってネットじゃ大騒ぎだったみたいですがw自分はこの時はradikoで聞いていたので聞けず残念。)

しかし、その後がいまいちな形に。打線はパタリと辺りがとまり6回の松田の二塁打までヒット無し。投手は澤村、田中、今村としっかりと抑えたのですが、7回から出た左腕の中継ぎがいまいち。あまり出番のなかった森福が2点、さらに巨人山口もあいかわらずピリっとせず2失点、さらに交代した涌井も打たれてあっという間に2点差に。楽勝ムードから、勝ちすら怪しくなって来ました。

そんな中迎えた8回裏。ここでなんとかダメを押したいという場面で中田が粘ってセンター前。しかし、2回にセーフティ決めた角中がこの大事な場面で送りバント失敗。さらに代打の稲葉も外野フライと、非常にいやーな流れとなっていました。しかし、ここで角中が盗塁で動きを見せ、さらにパスボールもあって三塁へ。松田がよく選んで四球となり、2回に貴重な3打点を上げた長野。ある意味今日最後の見所でしたね。これまで不調だったこと、そして試合の流れ的にもなんとしても追加点が欲しかったところ。カーブと直球が主体の投手で、良いカーブが決まっていたのですが、長野はなんとか直球をファールで逃れ、最後はカーブを狙ってタイムリー。これはお見事という感じでしたね。結果的に阿部が4打点、長野が5打点と、実に二人で9打点という形になりました。最後は牧野が登板、桑田が相川のリードに苦言を呈す中、なんとか最後三振に取り日本が逃げきりました。

阿部2発も…日本冷や汗1位通過/WBC (1/2ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

8回表に詰め寄られたときはおいおいと思いましたが、なんとか最後は突き放したことである程度気分良くは終われた感じですかね。この後アメリカに渡りアリゾナジャイアンツとカブスと練習試合。ここは暖かそうなんですが、決勝がサンフランシスコ。サンフランシスコは年中涼しいところですからねぇ。極度に寒いということも無いんですが、この環境変化に侍ジャパンのみんながうまく付いて行ってくれるといいんですが。

しかし、日本でのWBCラウンドが終わりましたが、非常に面白かったですね。特に初戦のブラジル戦、そしてなんといっても台湾戦が熱かった。台湾戦は球史に残る一戦だったと思いますね。手に汗握る展開、劇的な同点、そして勝利。さらに台湾のクリーンプレイ、日本と台湾との球場外での温かい交流も感動的でした。いろいろな国際試合の魅力が凝縮されていた、そんな試合だったように思います。

いよいよ残りはサンフランシスコの2試合。相手はどこになるのでしょうか。18日の準決勝は月曜の朝の試合。これに勝てば20日決勝は日本は休日となります。できれば、20日に日本中が見守る中、三連覇達成となってほしいものです。