WBC、韓国一次リーグ敗退〜台湾に逆転勝ちも得失点差で

WBC2013、初戦のブラジル戦で苦戦しながらも、中国戦では大勝し一次リーグを突破した侍ジャパン。一方で、前回までのライバルである韓国は初戦で0-5とオランダに完敗。その後台湾とオランダが2勝してしまったため、今日の台湾戦で5点差以上をつけて勝たないといけないという非常に苦しい状態でした。

いわば最初から5-0の状態で始まっているような状態の今日の試合。台湾は地元開催ということで非常に盛り上がっていましたね。日本にもこの活気が二次ラウンドでも欲しいところです。一次ラウンドガラガラでしたから。

台湾VS韓国〜点差で優位な台湾が楽な展開、最後韓国逆転も時すでに遅し

さて、試合のほうですが先発がソフトバンク陽耀勲、そして打者では日本ハム陽岱鋼の陽兄弟が活躍。陽岱鋼の内野安打をきっかけに先制すれば陽耀勲も3回途中まで好投。ただ、ここで豆を潰して出血してしまい、途中降板となってしまいました。しかし、その後の中継ぎも好投、さらに韓国も大量点が必要ということで細かい野球も出来ず、本塁憤死するなどどんどん苦しい形に。

そして、陽岱鋼の追加タイムリーもあって7回終わったところで2-0。ここで得点差、さらに韓国が裏の攻撃であるということが大きな意味を持ってきます。9回裏まで行ってしまうと、逆転したところで「サヨナラ勝ち」となってしまいます。このため、最大でも付けられる点差は同点からの満塁ホームランの4点。つまり、8回の裏の時点で最低でも5点差をつけて勝っていないといけないわけです。このため、8回裏はなんと7点以上とらないといけないという展開に。

しかし、そこは韓国もさすがというところでしょうか。先頭のイ・スンヨプ二塁打、さらにパスボールで進塁後あっさりタイムリー。その後2アウトまで行きあと一人で一次リーグ突破決定、というところでなんと逆転2ランHR。ただ、ある意味これで流れは切れてしまい、次のバッターが三振。5点差をつけられなかった時点で韓国の一次リーグ敗退が決定しました。

その後の9回はなんとも微妙な空気でしたね。一応台湾は勝って終わろうと気合入れ直しましてましたが、何しろ消化試合ならぬ消化回といった感じでしたから。下手に逆転してもう一回投手に投げさせるメリットもありません。むしろ玉数制限があるので素直に負けてしまったほうがいいという状態な訳で。結局、試合は2-3で終了となりました。

韓国、勝って史上初の1次R敗退 最強打線のはずが…(スポニチアネックス) - 2013 WBC特集 Yahoo!スポーツ

まあ、結果的には韓国は負けながらも一応勝ち負けの数では並んでいて最低限の面目は立ち、台湾も最後いまいちしまらない形になったので、対戦する日本としてはなんだかんだでいい結末だったと言えるかもしれません。個人的には台湾がスッキリ勝って日本台湾双方で喜ぶような結果を期待してましたけれど。

二次ラウンドも厳しいメンバー〜負けられない侍ジャパン

さて、これで因縁のライバル韓国は姿を消しました。韓国とはどうも政治的なもので反感が強く、どうしても純粋なスポーツの戦いではなくて国の威信をかけた戦いになりがち。勝ち負けの落差が必要以上に大きいんですよね。そういう意味では比較的親日な台湾が勝ってくれたので、気持よく戦えるというのはあります。

ただ一方で、WBCの運営側としては「因縁の対決」を演出できなくなったことは痛手でしょう。日韓戦なら、野球に興味ない人でも見たでしょうし。二次ラウンドも観客動員とか視聴率とか、はたまた野球人気というものも、すべて日本がどれだけ魅力的ないい試合をできるかにかかっていると思います。

大会開催前にボイコット騒動を起こし、一次・二次は自国でプレイできるという優位な大勢でもある侍ジャパン。最低でも二次ラウンド突破が期待されます。台湾も非常に良いチームですし、キューバは言わずもがな。オランダも2勝して勢いに載っています。相当厳しい戦いが想定されますが、ぜひとも勝ち上がってサンフランシスコに進んで欲しいものです。