米Wiiが5/15より$150に値下げ〜マリオカート&ホイール同梱

世界的に売上低減とソフト不足が見えて苦戦しているWii

Wii本体 (シロ) (「Wiiリモコンプラス」同梱) (RVL-S-WAAG)【メーカー生産終了】 Wii本体 (クロ) (「Wiiリモコンプラス」同梱) (RVL-S-KAAH)【メーカー生産終了】

そのWiiが米で5/15より値下げされることが発表されたようです。

Nintendo drops Wii price to $150 from May 15th, throws in a free Wii Wheel and copy of Mario Kart -- Engadget

値下げされるWiiは、同梱ソフトがこれまでのWiiSports&Resortからマリオカートに変更。さらにホイールのアタッチメントも付属します。値段は$199.99から$50値下げされて$149.99となります。色は白黒両方共。Wiiホイールについては新たに黒も用意され、単体でも$9.99で売りだされるようです。

ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス - Wii 街へいこうよ どうぶつの森(ソフト単品) - Wii スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール - Wii Wii Sports

また、同じく5/15からいわゆる「ベスト版」にあたる「Nintendo Selects」も発売。ゼルダの伝説トワイライトプリンセスどうぶつの森スーパーマリオスタジアム、WiiSports(いずれも米国版)が$19.99で発売。WiiSportsはこれまでバンドルのみの発売だったのが、マリオカートが同梱に変わった関係で初の単体売りになっています。

値下げとベスト版でテコ入れ〜効果の程は

ベスト版商法は、昔は「ソフトの価値を下げる」と言って否定的な立場でしたが、最近では背に腹は変えられなくなってきたのか、日本ではみんなのニンテンドーチャンネルの評価を元におすすめするという位置づけで「みんなのおすすめセレクション」という廉価版販売がされています。Nintendo Selectsについてはそういった建前なしに単純な廉価版っぽいですね。

すでにWiiの次世代機開発も明らかにしており、E3では披露が予定されています。次世代機が控えるとなれば、より一層Wiiに対する買い控えなどを生むことは必然。そうでなくても下降傾向だっただけに、単純に金銭的なテコ入れに入った感じですね。Wii本体は2009/9/27に$250から$200へ値下げされていましたので、約1年半でさらに下げられた形ですか。それでも、ライバルのPS3や360が度々のモデルチェンジや新型で値下げしていたのに対して、最初からGCの強化版的ハードウェアで値下げ余地が少ないと言われていたどおり、遅い値下げになったとも言えます。

これまでの傾向からして、日本でも近いうちに15000円への値下げが発表されるでしょう。バンドルについては海外では最初からWiiSportsがバンドルされていたのに対して、日本は別売りだったので状況が違いますし、単なる値下げだけになるかもしれません。現状単純にソフト不足もあって魅力を欠いているWiiなので、値下げだけでどれほど効果があるのかは正直未知数。とはいえ、次世代Wiiにつなげる意味でもWiiが停滞したままなのは任天堂にとって致命傷になりかねません。果たしてどれほどの効果を挙げられますかどうか。