ブエナビスタ、驚異の追い込みでオークス制覇〜牝馬二冠達成

今日は競馬で牝馬クラシック第二弾のオークスが開催。自分のPOG所有馬で桜花賞を制したブエナビスタが出走すると言うことで、東京競馬場に見に行ってきました。

ブエナビスタ、大外一気で桜花賞制覇 - わぱのつれづれ日記

今日はあいにくの雨のコンディションでしたが、それほど土砂降りと言うほどでもなく、パラパラと降り続いていた形。雨での波乱も考えたのですが、レース前には雨も上がり、レースコンディションは良のままでした。一方で、レース入りの際にはワイドサファイアが放馬というトラブル発生。その前のレースでも放馬が起きていただけに、どよどよとした空気につつまれましたね。

そんな形で、いろいろ含むところもありながらレースはスタート。ブエナビスタのスタートは問題なく、すんなり後方につけてそのまま流れていきましたが、ペースはスロー。いくら直線が長いとはいえ大丈夫かなぁ、と思いながら見ていました。そして、4コーナーを回ったところ、ブエナビスタはかなり後ろ。外に出すのか内に出すのかどちらにするかと思っていましたが、一瞬内へ切れ込む動き。ただ、前がかなり詰まっていただけに思わず「内に入れないで!」って叫んでましたね。

その後、すぐに外側に切り返し、そこからいつものような追い上げ。しかし、その時点で先頭のレッドディザイアまでの距離はかなりあり、徐々に差はつめていくものの、正直とどかないように思えましたね。しかし、最後の最後まで飛ぶように加速していき、ゴールではほぼ同時にゴールイン。しかし、勢いとターフビジョンの最後の瞬間の映像から、ブエナビスタがわずかに指しきったのでは、という場内の雰囲気でしたね。直線、「差せ!差せ!」と叫びづめだった自分も、ゴール直後はもう手がしびれていました。それぐらいの大興奮でしたね。

ゆっくりとブエナビスタが帰ってくる途中で、再度ターフビジョンにゴールの瞬間の映像が映し出され、ハナ差交わしていることがはっきりと確認。ここで自分も改めて喜びを爆発させた形です。こうした自分の思い入れのある馬が出るレースを見に行って、ちゃんと勝ったことは少なく、馬券もあたらないことがほとんどだったのですが、今日は馬券も三連単で的中。もうけはほとんどなかったですが、応援と馬券の両方でうまくいった、実に楽しめたレースでした。

この後は牝馬三冠?凱旋門賞

レースの記事については、以下のスポーツナビの記事がいろいろと詳しいです。

スポーツナビ|ブエナビスタ驚愕の二冠差し! 安藤勝「最後だけ脚が違っていた」=オークス

上記記事で知ったのですが、外はあまり伸びない馬場だったようですね。たしかに、途中のレースも先行で内を走っていた馬が勝つ展開が多かったですし。それもあって、鞍上の安藤勝巳騎手は直線で迷ったみたいです。桜花賞に引き続き、騎乗方法はアンカツとしてはあまりうまい騎乗ではなかったと思うのですが、結果的にはそんな騎乗でも勝ってしまうという、ブエナビスタの底力を見せつけた感じはします。

これで牝馬二冠。秋華賞も制して三冠という方向性もありますが、凱旋門賞に行くという話も出ています。三歳で、それも牝馬での挑戦は無謀ではないかとも思えるのですが、その分斤量面でかなりのハンデが与えられるとのこと。凱旋門賞というと、父のスペシャルウィークも挑戦プランが出ていたものの、宝塚記念の敗戦がきっかけで白紙になるという、ある意味因縁深いレースでもあります。

いくら強い勝ち方をしたからといっても、日本の同世代の牝馬にハナ差、そして日本でも新馬戦で皐月賞アンライバルドに敗戦を経験済みです。また追い込みでのレースが続いており、上記の記事でも「追いかけられるとカッとするところのある馬」という発言があるように、レース展開に融通性がないところもあります。そうした点を考えると、たしかに素直に牝馬三冠を目指しておいた方がいいのでは、という声も確かに理解できます。ただ、ウォッカの時も果敢にダービー挑戦をしたからこそ、ダービー馬になることが出来たわけです。なかなかある機会でも無いですし、個人的には凱旋門賞に挑戦してほしいとは思いますね。

あとは、馬主の意向次第、というところかもしれませんが、このブエナビスタサンデーレーシングのクラブ持ち馬で、複数の一口馬主がいらっしゃいます。その中にはタレントの草野仁さんもいて、口取り式では姿を見せていましたね(下記写真のブエナビスタ左側3,4人目あたり)。

また、桜花賞の時のことはブログにもかかれています。

草野仁の日々是精仁 - 「桜花賞優勝を祝う会」

こちらのエントリによると、一口馬主は全部で40人いるとのこと。果たしてこの人達の中でどういった判断が下されますか。海外挑戦となると、騎手がどうなるかも少々気になるところではあります。アンカツが個人的には好きなのでこのまま行って欲しいところはありますが、今日は正直ミス騎乗気味のところもあり、凱旋門賞で斤量が大幅に割り引かれるとなると、もっと体重が軽く海外慣れしている騎手(国内・国外問わず)を選択するということも無くはありません。

いずれにせよ、まずは鬼門と言われる夏を怪我や体調悪化無く乗り切ってほしいですね。今後も、ブエナビスタの活躍に注目したいと思います。