「ネット加入で割引」のWiiを架空回線契約で入手→逮捕へ
家電量販店などに出かけるとよく見かける「ネットに加入で○○が2万円引き」などの表現。特に、PSPやPS3、Wiiなどが積極的に値引き販売されている印象があります。特に、Wiiの場合はフレッツ光とのタイアップを大々的に打っていますね。
こうした値引き販売、引越しなどでネット回線をこれから引くという人にとってはお得かもしれませんが、こうしたことができるのも普通は1回限り。プロバイダ側も継続的に使用料を支払う顧客を手に入れることができるということで値引きを実行していると思うのですが、こうした販売方法を悪用する詐欺が発生した模様です。
加入特典のWiiだまし取ろうと空き家にネット回線 新潟 - MSN産経ニュース
こちらのニュースを見ると、どうやら不動産情報などで空家を確認し、その住所を使って回線契約を結び、Wiiを騙し取っていたというもののようです。1個1個の額が小さく、詐欺の規模としてはハイリスクローリターンな感じもするのですが、住所を証明できるものの確認とか、思った以上に甘いということを露呈してしまった感じですかね。
この手の極端に安い販売方法については、結局のところ売り手も別のところで回収することを考えています。ネットブックとイーモバイルのセット販売なんかも、ネットブックの時には毎月の支払いが大きくなるパックしか選べないというからくりがあったりしますし、「大幅値引き」「無料」とうたっているものは、どういった裏があるかを冷静に分析して購入検討する必要があると思います。逆に、売り手側も今回のような詐欺を行われることのないよう、ちゃんとした販売時の確認などが必要になるでしょうね。
個人的にはこの手のはったり販売はあまり好きではありません。売る方も、無料という言葉で釣ろうとしているわけですしね。消費者が分かりづらいところでお金を回収するというのも、なんか消費者をだましているような感じもしますし、素直に製品価値、サービスなどで勝負してほしいなぁ、と思います。