カプコン、「ロストプラネット2」発表〜トレーラーをXboxLiveで公開

国内サードとしては早くからHDゲーム機に取り組み、なおかつマルチプラットホームも積極的に展開して国内・国外共に好調なカプコン。今日も、先に発売したストリートファイターIVが全世界で200万本出荷とのアナウンスが出ていますね。

カプコン、PS3/Xbox 360「ストリートファイターIV」全世界出荷本数200万本を突破

日本では販売数で初週12万、出荷で行っても20万本ぐらいでしょうから、世界を見据えた戦略がうまくいっている形です。日本ではPS3が強いですが、海外ではXbox360が強いですので、マルチ展開は開発費の高いHDゲームでは妥当な戦略でしょう。また、海外の洋ゲーが日本ではなかなか売れないのに対して、カプコンは国内でも好調な売り上げを上げているところが特徴的ですね。日本でも海外でも売れるゲームを作る、という意味では任天堂と近い状態にあるのかもしれません。日本でしか売れないモンスターハンターは開発費が比較的安く台数も出ているPSPWiiでの展開を行い、No.1ハードのDSでもロックマン逆転裁判といったタイトルで売っていくなど、過度な博打も打たずタイトルごとにうまく振り分けている感じがします。

ロストプラネット続編、XboxLiveで情報初公開

さて、そんなカプコンが、XboxLiveで「カプコン トップシークレットアナウンス」というものを公開。本日、その内容がXboxLive上で初公開されるという面白い試みが行われました。ファミ通やジャンプなどでのスクープですと、事前にフラゲで漏れてしまって衝撃性が落ちることがありますからね。任天堂なんかも雑誌での発表に頼らず、Webでの同時性の高い発表をよく行いますが、カプコンも今回そうしたアプローチを取ってきた形です。

そのシークレットアナウンス、一体何が発表されるのかといろいろと憶測を呼びましたが、結果的に公開されたものは「ロストプラネット2」でした。

ロストプラネット エクストリーム コンディション Xbox 360 プラチナコレクション ロスト プラネット エクストリーム コンディション PLAYSTSATION 3 the Best - PS3 ロスト プラネット コロニーズ - Xbox360 ロスト プラネット コロニーズ

ロストプラネット自体は、Xbox360の初期にカプコンが発売し、世界的にヒットしたタイトル。その後PS3へも移植、Xbox360ではコロニーズというPCとのクロスプラットホームを実現したゲームも出ていました。

今回の2は、その続編にあたるもので、舞台も前作より時間が経過しており、雪世界が中心だったものから緑豊かな世界に変わっています。また、カプコン自製のミドルウェア、MT-Frameworkもこの作品から2.0に進化している模様です。

発売プラットホームは?

現状、発売プラットホームは明らかにされていませんが、こうしてXboxLiveマイクロソフトとタイアップしていることを考えると、少なくともXbox360は確定。あとはPS3やPCへの展開があるかどうか、というところでしょうか?MT-Framework2.0ということで、今回はMSのサポートの元、まずXbox360版のロストプラネット2で第一弾を作成、その後これを応用してマルチプラットホーム、クロスプラットホームへとつなげていく、という展開を個人的にはなんとなく予想しています。

いずれにせよ、海外でも人気の高いタイトルで、MT-Framework2.0の第一弾ソフトとして、これからのカプコンのHDゲームのクオリティを図る一つの試金石とも言うべきタイトルになるかもしれません。まだ発売まではしばらくかかりそうなことをインタビューで言っていましたが、今後の情報公開に注目したいと思います。