前作のバグ指摘動画にEAがCM形式で反論動画
海外だけでなく、日本でも積極的に利用されている動画投稿サイト。携帯電話の動画機能の発達なども合わせて、昔よりもユーザーが手軽に動画をネット投稿できる環境が浸透してきています。
そんな中、ゲームの分野でも数々のプレイ動画がアップされる一方で、ゲームの不具合が投稿されて多数の人に晒される、といった事態になることもあります。ただ、今回はそういった事態をメーカー側が逆手にとってCMに利用してしまった例があったようで、大きな注目を集めています。分かりやすくまとめられた動画が、ニコニコ動画に紹介されていたので紹介したいと思います。
バグがあったのはEAの「Tiger Woods PGA Tour 08」。水面にあるボールをそのままの状態で水の上に浮いたまま打ててしまうというもので、「Jesus Shot」と名付けられています。
これが投稿されたのは2007/08/30なのですが、このソフトの続編「Tiger Woods PGA Tour 09」のCMをかねて、YouTubeの動画レスポンスとして、EAが動画を公開しています。
YouTube - Tiger Woods 09 - Walk on Water
この動画が面白いのが、前作のバグのシーンを、実際にタイガーウッズ本人を使って再現動画にしてしまっているところ。ウッズが実際に水面を歩いて渡り、打つ前にちゃんと水深をクラブで確認しているのが憎いですね。たしかに、数々のミラクルショットを見せているタイガーだけに、この返し方は実にクールに感じます。
最近では任天堂＆テクモが零でバグを犯し、いまだ回収などの対処が見られないことで反感を持たれたりしていますが、やはりこの手の不具合に対しては、どう対応するかがこの先の企業の評判につながってくるところでしょう。今回のEAの対応は、一発ネタではあると思いますが、返し方としてはなかなか秀逸だと思いますね。もっとも、日本だと通じない気もしますが。
まずは不具合を出さないことが一番でしょうが、転んでもただではおきない、次回のセールスにつなげてしまうぐらいの意気込みで、消費者が納得できる対応をして欲しいものです。
