Wii所有者における回帰・新規ユーザ比率について

好調が続くWii、その購入者に対してエンターブレインがアンケートを採った結果が日経系のサイトに掲載されています(Wii @ Everyday経由)。

 ゲーム専門誌発行のエンターブレイン(東京・千代田)は13日、新型ゲーム機「Wii(ウィー)」の所有者アンケートを公表し、3年以上ゲームに触れていなかった回帰ユーザーとゲームに初めて触れる新規利用者の合計が46%だったと発表した。回帰ユーザーが32.5%と他のゲーム機に比べて多いのが特徴という。任天堂が大量のテレビ広告を投下した結果、新規顧客を取り込めたと分析している。
任天堂「Wii」所有者、回帰ユーザー3割超・エンターブレイン調べ デジタル家電&エンタメ-ゲーム:IT-PLUS

半分近くがゲーム回帰・新規ユーザというのがすごいですね。ただ、これだけ短い文章だとちょっと数字の解釈が難しいところもあります。
1つはこの回帰、新規の比較対象がゲーム機全体なのか、据置機だけに限ったことなのか。もしゲーム機全体についてのことだとすると、Wiiのユーザの半分はDSとかぶっていないことになり、DSユーザがWiiに流れた、という分析が合わない結果になります。
また、「回帰ユーザが32.5%」という数字も、Wii所有者全体なのか、回帰・新規ユーザの32.5%なのかで意味合いが大きく変わってきます。もし、Wii所有者の1/3が回帰ユーザだとすると、新規ユーザが13.5%に過ぎず、エンターブレインの「CMを多く打ったから売れた」という分析が合わないことになります。

おそらく、後日ファミ通誌上かどこかでもうちょっと詳しい記事が出そうな気がしますので、その情報を見てもう少し分析してみたいですね。