中日ドラゴンズ、セリーグ制覇!

巨人が最初だけで尻すぼみ、巨人ファンとしてはつまらなかったセリーグペナントレース。シーズン中盤には大勢を決めたかのように見えていた中日ですが、最後阪神の半端じゃない怒濤の追い込みでもつれにもつれ、アンチ阪神としてはドキドキしながら終盤の闘いを見ていました。
巨人ファンではありましたが、中日も落合監督星野監督と監督がすばらしく、関東にいる今では結構好きな球団の一つですので、この試合もどっちかというと中日をひいき目に思っていました。試合自体は本当に最後の12回から見ていたのですが、とにかくウッズがすごかった。完全に先っぽですくっただけのようにみえたのに、レフトスタンド中断への満塁HR。引き分けでは優勝がなく、次は甲子園で絶好調の阪神との対戦と、また胃が痛い展開が待っていただけに、この勝利を決定づけるウッズのHRは、中日ファンは皆本当にしびれたことでしょう。

それは落合監督も同じだったらしく、このHRの後に試合終了前にして号泣。それにつられて、実況アナウンサーも涙声。巨人ファンでもちょっとじーんと来る展開でしたね。実況なんて、しょっちゅう東京ドームをナゴヤドームと言い間違えてるしw。それぐらい感動してしまったんでしょう。

試合終了後の優勝監督インタビューでも、落合監督は号泣、そして多弁。コメントとして、阪神の怒濤の追い上げを称え、「本当につらかった」と本音を語ったところは感動的でしたね。そりゃ、9ゲーム差もつけておいて、最後逆転されたんじゃシャレにならないでしょうから。巨人ファンの間で語り継がれている10.8も味わった落合氏ですが、監督として追い上げられる立場に立たされたのは、本当にきつかったことでしょう。
10.8決戦 - Wikipedia


2年前の優勝の時には、だいぶ前に優勝が決まってしまったため、日本シリーズではすっかりリズムが狂って惨敗した中日。セリーグプレーオフがないためそうした展開になることが多く、セリーグ不利が続いていましたが、今年の中日は幸か不幸か最後まで接戦を演じました。それも1位、2位が80勝を越えるという名勝負を。パリーグも連日熱いプレーオフが繰り広げられていますが、今年の日本シリーズは非常におもしろい展開になるんじゃないかと期待させられますね。