CMまでも後追いなロコロコ

「7億円かけたのにあまり売れなかったゲーム」として有名になったロコロコ。その広告費は未だ尽きないようで、CD発売に引き続き今度は新バージョンのCMです。
ITmedia +D Games：思わず体が傾いちゃいます――「LocoRoco」TVCMに篠原涼子さんを起用
最初のCMがいかにもSCEっぽい「オサレ」な、ゲーム内容がよく分からないCMだったのに対して、今度はタレントを使った実演。明らかに、ニンテンドーDSの脳トレやNewスーマリの松嶋菜々子を意識した作りですよね。篠原涼子も、松嶋菜々子同様女性に人気が高い女優ですし。自分の印象はいまだストII映画版の小室哲哉作曲の歌を歌っていた印象だったりしますがw。中高生にはそれなりに売れているPSPですが、SCE的にはDSが持っている女性ユーザー層がほしくてほしくてたまらないようです。

ただ、そのコンセプトを真似したと思われるCMが以下のもの。
http://www.jp.playstation.com/movie/cm/asx/cm_locoroco_katamuicyau.asx

…正直、微妙ですよね。DSを意識して実演させるなら、その通り素直なリアクションをそのままCMにすればいいのに、非常に大げさにしちゃっているところが、結局SCEだなぁ、という感じですよね。（もっとも、松嶋菜々子も個人的には十分オーバーアクションではありましたが。）踏切の人とか、正直気持ち悪いだけだと思うのですが。後、いくら何でも動かしすぎですよね。ただでさえ画面上で傾いているのに、同じ方向にPSP傾けたらめちゃくちゃ見づらいでしょうに。（リズム王国のCMで音に合わせて振り回すやつも、同様に「そんなんしたら見づらくてやってられんだろ」と思いましたが。）
それに、あそこまで傾けて遊ぶことを強調してしまうと、まるでPSPに傾きセンサーが付いているかのように見えてしまいます。最後の篠原のプレイするシーンでの「※マジで動きます！」なんかも紛らわしいコピーですよね。PS3の傾きセンサーに対するフリだったりするのかもしれませんが、こうした誇大なアピールは最近ではあまり受けないと思うのですけど。

まあ、CMをやる分にはいっこうにかまいませんが、下手を打つとますますDSと比較されるだけでしょう。負け組の立場にいるわけですから、もうちょっと頑張った戦略をとってほしいところですね。