岩田聡社長インタビュー/Seattle Times - Nintendo iNSIDE

岩田社長のインタビューとして、任天堂オブアメリカの本社があるシアトルのSeattleTimesが行ったものがinsideで和訳されています。
内容としては、地元紙のためかかなりフランクな感じでコメントしている印象です。先日の日経へのインタビューが、本当に顧客に向けたメッセージ・誠意を伝えようというのが主眼になっているのに対して、こちらのインタビューは単純に地元紙のインタビューに、E3の感想を述べているという感じです。
E3自体の反響については、想像以上、ということのようですね。6時間待ちの行列ができるとまでは思っていなかったと言うことでしょう。というか、基本的に岩田社長は結構ネガティブ思考な気はします。去年の年末、DSを下方修正したりしてましたしね。まあ、用心する方が失敗はしにくいとは思いますが。
Wiiの名前についても、省略が必要ないことを重視したと。個人的にニンテンドーDSをブログで書く時にキーワードの一番大きなものがニンテンドー DSと半角入りだったため、なかなか他人の記事とキーワードリンクしてくれず、歯がゆい思いをしたんですよね。DSLiteも本当にいろんな書き方がありますし。その点、Wiiワンアンドオンリーであるためキーワードリンクが的確に機能してよいですね。本当はプレイステーションみたいに、正式名称と略称ががっちり決まっているパターンがいいとは思うのですが。
PS3の価格については、婉曲な言い方はしてますが、はっきりと「高すぎる」と言っていますね。「消費者は高いと言っている人がほとんど」という言い方が岩田社長らしいですが。
そして、ソニーのアレ(笑)について。

―――ソニーは新しいコントローラーで任天堂をコピーしたと思いますか?

私達は発表がある前に、そういうこともあるかなと予想していたので笑わざるを得ませんでした(笑)。しかし笑ったといっても、私は厳しい顔つきだったと付け加えておきましょう(笑)。

しかしクラシックコントローラーにモーションセンサーを導入するというのは1つの方策です。Wiiリモコンとヌンチャクの両方にモーションセンサーを備えて両手を自由に、独立させて遊ぶというスタイルとは全く別の物です。

いやー、そのときの岩田社長の表情が目に浮かぶようです。ため息混じりに引きつった苦笑いを浮かべる様子が。本当、勘弁してよ、というのが岩田社長の印象でしょうね。基本的にPS3といい、BDといい、対抗相手にあって、自分にないものが許せない、という姿勢ですからね。それで価格が上がっているんじゃ意味ない気もするんですけど。いっそのこと、任天堂も何か相手の長所をパクってやればいいのに。(まあ、簡単にぱくれる要素はないですけど。そもそも長所自体が(ry)

最後のコメントもおもしろいですね。

私達は本当にジョージ・ルーカスがこれをライトセーバーとして利用することを考えてくれないかと願っています。絶対楽しいものになります。

宮本茂氏がスピルバーグWiiスポーツのテニスをしていた、ということもありましたし、まじめにありそうですけどね。
宮本茂とスティーブン・スピルバーグが夢のテニス対決 - Nintendo iNSIDE
というか、ルーカスに頼まなくても、EAあたりが普通に出してくると思いますね。