wE3-2006:TIME誌最新号における任天堂取材記事 - livedoor Blog(ブログ)

insideで、Wiiの記事がTIMEに載ったという記事がありました。
雑誌「TIME」がWii向け『メイドインワリオ』と『テニス』を掲載 - Nintendo iNSIDE
この記事を全文日本語訳されたらしい記事が、表題の記事です。非常に長い文章ですが、TIMEの英語記事を読むことなく、その充実した内容を楽しむことができます。
TIME誌といえば、世界中で有名な冊子ですよね。そのTIMEの記者が、任天堂に招かれてWiiのゲームを体感したそうです。体験したゲームはメイドインワリオ、テニス、ゼルダメイドインワリオではフラダンスのような踊りを踊ったらしいですが、いったいどんな操作なんでしょうね?また、ゼルダについても、おおかた予想されていた操作がWiiのゲームリモコンで体験できるようです。もっとも、ゼルダについてもそのゲームそのものについての興味の方が大きいのかもしれませんが。
新たに明らかになったタイトルとしてはテニスでしょうか。グラフィックはさほどでもないと言いながら、本当におもしろいとコメントされています。たしかに、ロブ、スライス、フォア、バックなどを正確に認識して解釈できたのならば、かなり直感的でしょうね。移動がどうなのかが気になるところ。ヌンチャクコントローラを使った本格的なものなのか、それともリモコンだけで、タイミングよく打つだけなのか。ヌンチャクも組み合わさっていると、かなり本格的なテニスができそうです。ただ、この場合、画面の視点が一人称なのか見下ろし型なのかで、没入感が変わってきそうですけど。対戦を考えると斜め見下ろしの方がよさげですけどね。


EAの人のコメントも興味深いです。アメフトゲームを作っているとのことですが、どういったジェスチャでどういった動作をさせるのか、これは非常に難しい問題でしょう。ゲームリモコンでは、自由度が非常に高いため、単にコントローラの位置をそのまま解釈しただけではうまくジェスチャ認識できない気がします。比較的単純な動作を中心にコマンド的に操作すれば認識は簡単そうですが、それですら個人差はありますからね。このあたりをどの程度ソフト側でしっかり解消できているのかがきになります。下手をすると、開発費が安くとも、このジェスチャ認識のノウハウを蓄えるのにかなり苦労してしまうのかもしれませんね。ちょっとした大学での研究ネタにもなりそうなレベルです。


Wiiという名前について、岩田社長のコメントもなかなかおもしろいです。「Wiiという名前は誰も想像できなかったであろう、だからこそ驚かすことができるのだ」、と。ソニーやMSは、日頃の商品で基本的に顧客の声ばかりに答えようとしてしまうため、サプライズがないのだと。
でもこれって、ある意味本当はソニーがやってきたことでもあるんですよね。他の日本企業が基本的に客の声を重視するのに対して、ソニーはずっと我が道を貫いていました。標準規格を使わず独自企画を使ったり、ブランド名だけで高く売ったり。でも、そのカリスマ的な要素が好まれていたところもあるのです。最近はスゴ録での安売りや他のパクリなどが増えてきたため、そのイメージを自ら崩してしまった感はあります。そして、まさか任天堂にこんなことを言われるとは、ソニーとしては相当屈辱的なことのように思えますね。


いよいよ明日早朝には、スクウェアの講演とSCEの講演が行われます。E3前哨戦ではWiiにもっていかれっぱなしだったPS陣営ですが、果たしてE3では先んじることができるのか。wktkが止まりませんね。