はてなダイアリー - ITmedia Games:Revolutionは下位互換あり。なんとゲームボーイマイクロまで登場

一晩明けて、頭も冷えてきたので、もう一度昨日の任天堂の発表を振り返ってみる。
とりあえず、表題のITmediaのリンクが注目URLにあがっていたので、そこからリンクされているページをいろいろ見てみる。すると、結構自分の昨晩抱いた感想と違うことが判明。
基本的に、各人の感想は大きく分けて以下の通り。

・外見小さっ!
・デザインがスマートでかっこいい。
・ダウンロードで過去のゲーム機全部できる!
ゲームボーイマイクロ小さっ!

基本的に、どれも好意的でした。ハードのスペックなどについて詳細発表が無かったのは、特につっこみがなし。なにやら2chなどとは反応が違いますね。

自分としては、各々以下のような所感。

・外見小さい 
 → 本体性能が期待できない(発熱が心配にならない程度のチップ、HDDも内蔵できなそう)。
・デザイン
 → シンプルすぎ。というか黒色なのがまるでPS2。カラーラインナップも用意しているのだから、せめて赤とか別の色をメインに据えればよかったのに。
・ダウンロード
 → 既にPCじゃ(違法だけど)エミュレータでできているしなぁ。PSPみたいに、携帯でできればまた違うけど、据え置きで大画面でなつゲーやっても…。
ゲームボーイマイクロ
 → 正式名称はゲームボーイミクロだったね。マイクロのほうが語感がよかったな。というか、プレゼンじゃマイクロってはっきり言っていたから、日本とアメリカで発音が変わってくるのかも。

以上のような感想だったのですが、意外と一般のはてな住民の反応はいいようです。こうした反応を見てみると、やはり多くのユーザが単に高性能、ってだけでつられる時代ではなくなってきているのかもしれません。そういう意味では、PS3Xbox360は、そのごつい見かけなだけに、それなりに安価な価格をつけないと厳しそうですね。正直、今のデフレの世の中、3万円を切ってこないと売れないと思いますけど。REVOLUTIONは、2万ぐらいで出せると、結構な勝負になるかも知れません。


昨晩、特に、自分が失望したのは、任天堂のカンファレンスをストリーミングで生で見ていて、その革命的な提案の歴史的瞬間に立ち会えるのでは、と期待していたことが大きいです。コントローラとかゲーム内容とか、そういった目新しい、ニンテンドーDSのような今までにない感覚を少しでも味わえるのでは、と期待して見ていただけに、それが裏切られた感じがして酷評していました。
未だに評価は厳しいのですが、今回のように2chゲハ板と一般ブログとの温度差を見てみると、どうも自分はやはり、ゲーマー的な思考なのかも知れません。メテオスのときも、それを感じましたけど。もう少し、客観的に物事をみないと駄目ですね。

とはいえ、次世代据え置き機では、そうしたゲーマーが最初のターゲットのはずであり、そういった人たちに「負けハード」といった印象を植え付けてしまったのは痛かったと思います。たとえ、この後いかに斬新なコントローラを発表したとしても、既にユーザの中で「次はPS3で決まり」という思考をされていると効果がありません。あくまで、新規ユーザや引退ユーザといった、ニンテンドーDSで取り込んでいる層を狙うしか無いでしょう。しかし、やはり現状の据え置き機で印象が悪い分、一般の人もニンテンドーDSほどうまく取り込めないと思います。現に、フジテレビのニュースなんてひどい扱いですから。
Yahoo!ニュース - フジテレビ系 - 任天堂次世代ゲーム機「レボリューション」、米・ロサンゼルスで初披露
このニュースでは、はっきりと「開発の遅れを露呈」と書かれてしまっています。実際、その指摘は間違っていないかと。ハードの最高性能での勝負ができないのなら、やはり相手より先に発表、発売しなければいけなかったのです。ニンテンドー64の失敗を繰り返さないためにも。それができなかった、開発が間に合わなかったというのは、任天堂のハード設計部門の能力が低いのでは、という懸念を抱かせます。

とりあえず、状況的には厳しいとは思いますが、まだ一応、「革新的なコントローラ」という、必殺技は残してある状態。nintendogsのように、UIとソフトが双方かみ合って成功した例が間近にあるだけに、ここで一発逆転できる可能性はなきにしもあらず。逆に、想像の範囲内で目新しくなかったら、そこで終了でしょう。いい意味で裏切られることを期待しています。