ニンテンドーDSと「nintendogs」と未来の諸々- 樹の上の秘密基地。

もう一件、nintendogsの話題。ほぼ日で、宮本さんと糸井さんの対談が公開されていますが、その中でnintendogsについての話が語られています。
この記事で目新しいのは以下の箇所でしょうか?

・スリープ状態でニンテンドーDSの中にいる犬に遠くから声をかける
・ゲーム中の庭に植物を植えていく

上記の「呼びかける」というのはどの程度できて、どんな効果があるのかよく分かりませんが。スリープでもマイクを機能させておく、ということなのかな?下の「庭」の概念は、昨今はやり始めている「アバター」的な要素で、どうぶつの森とも近い感覚ですね。自分はこの手のをやったことが無いけど、喜ぶ人は多そうだ。
この記事を読む限り、宮本茂さんはこのソフト開発にかなり密接に関わっているように見えます。こうした経緯にも、任天堂nintendogsを主力ソフトとして売りに行く動機につながっているのでしょうね。通常、ペットソフトって、非常に売れ行きが悪い印象があります。一部ペット愛好家用であるとか。それが、第2のローンチ、キラーとまでもてはやされるのは、やはり宮本さんの味付け、切り口がうまいからなのでしょう。タッチペンでなでる、すれ違い通信など、今までのペットソフトにない新鮮さがあります。「NDSという庭に、子犬が飼われている」という雰囲気を出そうとがんばっておられるそうで、宮本さんならそういった絶妙な世界観を作ってくれそうな気がします。
ただ、やはり「ゲーム性」というのはあまり期待できないので、どうしてもゲーマーにとっては物足りないソフトになってしまいそうで心配です。下手すると、最初にちょっとさわってすぐ飽きてしまう、という可能性もなきにしもあらず。アイテムやガーデニングなどで、凝る要素が多数あるといいのですけどね。あと、このソフトもかなり「初動勝負」なソフトであることは否めません。いかにマスコミなどをあおって、「新感覚」「これぞニンテンドーDS」といった雰囲気を盛り上げ、消費者に夢を見させることができるのかが、勝負になってくるように思います。