iPod コントロール、なんとソニーからも!

CESで、iPodをコントロールするカーオーディオ機器を、ソニーが発表したようです。先日「PSPiPodキラーだ」と言った一方で、同じ会場で今度はiPodをサポートするようなものを発表する…。ソニーの縦割りっぷりが露呈されていて、2chなどではさらなる失笑を買っているようですね。
まあ、でもソニーほどの大きな会社だと、こうした縦割りっぷりはよくあることなのかもしれません。いくらPSPが社運を賭けていようと、他の部署については、自分の部署がもうけられないと意味がないわけで。PCとかで内製の部品・ソフトを使わず、海外の安い部品をつかったり、ライバル会社のソフトを載せたりするのは日常茶飯事です。それと同じ事が、今回PSPでも起こっているということでしょう。
ただ、いくらビジネス上はそうなるとはいえ、それが消費者に見えてしまうと滑稽以外の何者でもありません。しかも、ただでさえPSPソニーをけなすための格好のネタにされているところなので。
CES 2005レポート その1でも、単に動画再生装置として展示されているPSPの姿があります。AV機器としての側面、ゲーム機としての側面、その両方で社内でも今のところふらふらしているのが、PSPの姿のようです。
とはいえ、液晶のきれいさ、PSをそのまま移植できる性能、H.264ハードウェアデコード可能、といった根本的な性能が高いことは事実。現在は様々な点でこれらの長所を覆い隠していますが、この先爆発する可能性はあります。とにかく、今はソニーの戦略が駄目駄目なんですが。