「UMDはPSPという機械に夢を見させ、そして限界を作り、その中に閉じ込めてしまいました」

EXAPON Becky!さんのところで、2chにおける「PSPがここからどうやって逆転できるか真剣に考える8」というスレで出されたコメントがまとめられています。このスレッドは、2chの通称ゲーハー板でもずいぶんまともなスレで、自分もたびたび見ていました。(正直、今話題のgatekeeperよりも、よっぽど本当の社員が多そうだw。)
このまとめでは、ソニーの意図と、その破綻していくさまを、ストーリーづけて、かといって過剰に演出せずにまじめに述べられています。時系列的な事柄を一つ一つ押さえてあって、読んでいて非常に説得力のある作りになっており、うまい文章です。完全に任天堂びいきでもなく、そうした点も好感が持てます。
自分も正直、前からソニーPSPニンテンドーDSに引っかき回されていたと感じました。ニンテンドーDSも、最初から対PSPを意識していたわけでは無いでしょうが、PSPが発表されていこうは、露骨に(えげつなく)PSPつぶしに行っていました。CMなんかも必死でしたよね。しかし、その分思った以上にNDSは「ムーブメント」を起こすことができたのだと思います。そう、本来だったらソニーがお得意としていたもの、です。しかし、ソニーは明らかに戦略的に負けています。後手後手を踏んでいる感じ。
ただ、PSPがハードとしてのスペックが高いのは事実。ロード時間が長いのが、個人的には致命的ですが、それでも挽回の余地は十二分にあると思っています。ただ、最近の初期不良とその対応といった、初期戦略のまずさが、へたをするとそのまま終戦につながりかねないのですが…。