自らの手で燃料投下したSCE

自分のページにも、PSP+不具合で検索されて飛んでくる方がいっぱいいるここ数日、これまで沈黙を続けていたソニーが、とうとう発言しました。
「21世紀のウォークマン」の実力は?――ソニー・コンピュータエンタテインメントの「PSP」 新製品レビュー :ITビジネス&ニュース

 なお発売直後に初期不良が出ているとの報告がネット上で出ているが、ソニー・コンピュータエンタテインメントによると、「(3日で100万台販売したプレイステーション2は別として)ユーザーからの問い合わせは2000年7月に発売したPSOneと比べても大きく変わらない」と欠陥は確認できていないという。

…え?
最初読んだとき、よく理解できませんでした。なんで突然PSOneの話が出てくるの?さらに、「欠陥は確認できてない」って。
ネットでこれだけ騒がれていて、実際、初期不良で交換したという情報も出ていて、それでいてこの発言ですか?はぁ。
まあ、あくまで上記記事では、ソニーは「問い合わせの数はPSOneと変わらない」と言っているだけで、『欠陥が確認できていない』と分析しているのはこの日経ITの記者なのかも知れません。それでも、この発言をすると言うことは、事態を重要視していない、しらばっくれる気まんまんということです。
発熱地帯さんのところでは、案の定、ばっさり切り捨ててます。

すると、初期不良が多発していると思われる生産分(それがいったい何千台か、何万台か、何十万台かはしりませんが)は、ユーザーが「自己責任」で購入し、「自己責任」で一方的なリスクを負わなければならず、お店に行っても交換分がありませんといわれたり、つながらないサポセンに何度もくり返し電話をかけなければならないわけですな。

まったくもって素晴らしい!
素敵な発言ありがとう!
リスク万歳!

いたたw。でも、まあその通りですよねぇ。発売日前倒しして、出荷量が少ないため全国で数千人に寒い朝に行列させて、それでいて初期不良&設計不備…。それでこの発言ですから、もうソニーが消費者をどう見ているかがよく分かりますね。PSXの発売直前スペックダウンと言い、2年連続で信じられない対応してくれます。
元々、自分はファミコンメガドライブセガサターンPS2と変遷してきたので、どちらかというとアンチ任天堂でした。まあ、ソニーセガサターンユーザのときはアンチでしたけどね。でもはたから見ていてもセンスの良い会社だと思っていました。そして、今はパワプロ好きということもあってPS2に移行しているので、SCEには比較的好印象を持っていました。ポポロクロイスとか、過去のソニーの名作もベスト版買って楽しんでましたし。
しかし、最近はニンテンドーDSが魅力的だったので任天堂びいきであり、PSPの仕様のアンバランス度などからかなりソニー嫌い度が増してきたところでしたが…、今回のこの発言はさらにその嫌い度を後押ししてくれたようです。(まあ、正直単純に「あきれて口がふさがらない」状態なんですけど。)
まあ、そこから直結してすぐにソニー不買とか、そう走るつもりは無いですが、今後も不誠実な対応があれば発言していきたいと思っています。