PSPの基本設計

2chで、以下のような画像がアップされました。(※元画像が消えてしまったので、転載。問題があったらリンクはずします。)

今までの不具合報告で、よく「□ボタンが押したまま戻ってこない」とありましたが、この画像を見ると一目瞭然ですねぇ。明らかに、□ボタンのある位置と、ボタンの接点とがずれています。これでは、□ボタンを押したときに、ボタンの端でゴムを押すことになるわけで、必然的に押し込んだ□ボタンには傾きが生じます。それがケースに引っかかって戻らなくなる…、なんと分かりやすいロジックでしょうか。
写真を見ると、本体の大きさに対して、液晶が大きすぎるので、十字キーとボタンがかなり苦しい配置になっているのが分かります。本当は設計の人はボタンをもっと左に寄せたり、ケースの幅自体を広げたかったのでしょうが、そこはデザイン至上主義のソニー、デザインが許してくれなかったのでしょう。
実際、ニンテンドーDSはかなり小さく、端っこにボタンが付いているので、正直使いにくいです。それを考えると、必ずしもトータルデザインを考えて設計側で泣きを見るのは、一概に悪いとは言えません。ただ、それだったらちゃんと不具合がでないようにしなきゃ…。発売日がもう少し遅ければ、もうちょっと検証して、不具合が出ないかどうか確かめられたでしょうに。(確かめた末に、「初期出荷分は仕方がない」と判断していたのだったら…、ブルブル。現場は駄目だと思っていても、上がGOを出しちゃえばそれで通るのが日本のメーカーだからなぁ…)。
ともあれ、これはあきらかに設計ミスというか、設計不備でしょう。もうすでにこの□ボタン問題にもっとうまく対処するべく設計の改良が進められていることでしょう。新しい型番が出るのはちかいかもしれません。初期不良が多いかもとは思っていましたが、こうしたレベルでの、根本的な不具合というものがあるのは、正直意外でした。