ひめゆりの塔

土日と沖縄に1泊2日で沖縄旅行。首里城とかいろいろいきましたが、印象に残ったのはひめゆりの塔です。
ひめゆりの塔は映画などで話題になり、有名であることは知っていたのですが、詳細は知りませんでした。
最初はまず外のモニュメントのような塔を見て、資料館は見るかどうかまよったのだけど、結局見ることに。
中は、最近大幅に改築されたらしく、真新しい展示が並ぶ。展示なども多くの文章が物語形式で、当時の状況を時系列的に追っていく内容。平和だった当時の写真から、順に女学生が兵器の練習などをしていく姿などが、実際の写真を通して語られていく。また、その写真に「このうち4人死亡」とかが書いてあるのが非常に生々しい。
そして、後半の内容はまさに悲惨と言った感じ。女生徒が足手まといになって、軍部からの解散命令。それまで19人しか死んでいなかったのに、そのあとに一気に10倍もの死者が。軍部も、牛島とかいうのが玉砕を強制していたのだからたちが悪い。
写真や発掘された実物の展示を含めて、非常に生々しく、また分かりやすく展示されており、戦争の悲惨さや撤退戦の厳しさなどが実感できた。イラク関連のことが、よりリアルに感じることができ、非常によい経験となった。沖縄に行く人はぜひひめゆりの塔の資料館に寄ることをおすすめします。